この辺に車を停めたはずなんだけど… 雪国の「あるある」が想像以上だった
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- 出典
- @Jozen_Sake
2020年12月16日頃から、日本海側を中心に降った大雪によって各地で事故や車の立ち往生などが発生していました。
新潟県の南魚沼郡越後湯沢にある酒蔵『白瀧酒造』(@Jozen_Sake)は、同月17日にTwitterを更新。
越後湯沢は豪雪地帯ではありますが、その積雪は想像を超えたものでした。
想像をはるかに超える車の発掘作業とは
雪国では「車が雪で埋まったから掘り出してから帰るわ」という言葉は、よく聞かれるそうですが、実際の現場はこのような状態だったのです。
いや、車どこだよ!
仕事中に降り積もった雪によって、車が消失!
「おそらくこの辺にあるだろう…」というところをスコップで掘っていきます。その姿はまさに発掘作業!
ようやく、車らしき黒い物体が出てきて…。
ようやく車のドアが開いた…!
想像を超える車の発掘作業は、とても大変そう。仕事終わりに、また大きな仕事が残っているような感じでしょう。
重機を使って2人がかりでも2時間はかかる重労働
grapeでは、『白瀧酒造』で働くスタッフにインタビューをしました。
―車が雪で埋まることはよくあることなのでしょうか。
車が雪で埋まること自体はさほど珍しくないのですが、ここまで深く埋まったのはここ十数年はないです。昨年の冬は雪がほとんど降らなかったので余計に堪えます。
「雪で埋もれることは珍しくない」という言葉に驚きですが、平年の7倍以上ともいわれている今回の大雪は異例だったのでしょう。
―雪に埋まることに備えて、何か対策はされていますか。
屋根のない駐車場の場合、埋まるのは仕方がないので、マメに掘り出すだけです。放っておくと、バッテリーが上がってしまったり、雪の重みでバンパーが外れてしまったりします。
雪の重みは時に、車を破壊してしまうことも…!こまめな雪かきが大切ですね。
―発掘作業にはどのくらい時間がかかりますか。
作業時間については、今回は2人がかりで2時間でした。除雪機1台、スノーダンプ1台、スコップ1本、車用のスノーブラシ1本を使用しました。
3枚目の画像では、助手席から車に乗り込んでエンジンをかけています。車を暖気しつつ、屋根に積もった雪を下ろし、可能なら少し車をずらして除雪を続けます。屋根に積もった雪をきれいに下ろしきるまでは、危険なので道路には出られません。
なんと重機を使いながら、2人で作業をしても2時間かかるという車の発掘作業!想像以上に重労働な作業のようです。
また、車の屋根に積もった雪が、走行中にフロントガラスに落ちてくると前が見えなくなって大変危険です。
そのためにも、屋根に積もった雪をすべて下ろす必要があるのだとか。
動画を見ると、手探りで車までたどり着く様子がよく分かります。
投稿には「ヤバすぎる!雪国おそるべし」「これは重労働。しかも仕事終わりに…お疲れ様です」「あるある。よくやっていました」などの声が寄せられていました。
雪かきは安全のためにも1人で作業するのではなく、最低でも2人で作業するよう呼びかけられています。
毎回帰宅するにもひと苦労な豪雪地帯で暮らす人々。安全に気を付けながら作業してもらいたいですね。
[文・構成/grape編集部]