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スッキリで報道された、小学校の『肌着着用禁止ルール』に批判の声続出 「意味が分からない」

By - grape編集部  公開:  更新:

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神奈川県川崎市内の小学校の一部で、体操着の下に肌着を着用することを禁止する指導が行われていることが、波紋を呼んでいます。

2021年3月15日、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、この問題について特集。お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さんのコメントが反響を呼びました。

『体育で肌着着用禁止』の理由は? 

番組によると、同月9日、川崎市議会で山田瑛理市議が保護者から小学校での肌着着用禁止について相談を受け、教育委員会に現状を尋ねたとのこと。

川崎市の担当者は質問に対し「運動後の汗によって身体を冷やさないなど児童の健康面や衛生管理面の配慮から、主に低学年の児童に対し、体操着の下に肌着を着用しないよう指導している学校が一部あると確認した」と回答したそうです。

※写真はイメージ

この『肌着着用禁止』のルールは、川崎市内に限らず、ほかの地域でも存在しています。

番組では、肌着禁止のルールがあった学校に娘を通わせていた保護者に取材。

その母親は、高学年の児童が運動会で胸が透けていたことが気になり、学校に肌着を禁止する必要性について問い合わせたところ「皮膚の鍛錬のため」と説明されたといいます。

母親がこのルールについて抗議すると、担任の男性教諭が児童を個別に確認し、胸の成長を確認できた場合のみ、肌着の着用を特別に認めるということになったそうです。

しかし、これでは子供の気持ちを無視しているようなもの。そこで母親は再度学校側に抗議し、ようやく肌着着用が全面的に認められるようになったと話します。

また、実際に川崎市内の小学校に通う女子児童からは、「肌着が着れないので、体育の授業で胸が出ていないか、恥ずかしかった」という声が上がっていました。

近藤春菜 肌着禁止に「意味が分からない」

小学校の高学年に差しかかると、思春期を迎える子供も多く、身体にさまざまな変化が生じる『二次性徴』があらわれます。

女子は身体つきが全体的に丸みを帯び、乳房が発達するため、中にはブラジャーなどの下着が必要になってくる児童もいるでしょう。肌着を着れないと、下着が透けて嫌な気持ちになってしまうかもしれません。

近藤春菜さんは、こうした学校のルールについて「意味が分からない。子供の成長はそれぞれだから、肌着を着たい着たくないは、子供が選ぶべきだ」と一刀両断。

一律に禁止する対応について苦言を呈しています。

成長に関しては自分が恥ずかしくなくいえる環境を大人が作ってあげることが大事だと思いますし、汗をかいて風邪を引いてしまうかもしれないからっていうのなら、取り換える分を体操着と一緒に持ってくる、それができない子は保健室で貸してあげるようなところをつくる、そういう風な子供が過ごしやすい対応をしてあげることがまず大事。

いきなり「一律だめです」というのは個々を尊重していないなと思います。

スッキリ ーより引用

ネット上では、肌着禁止についての批判や春菜さんに共感する声などが相次ぎました。

・春菜さんに共感。意味不明なルール。胸がこすれて逆に衛生面にもよくないのでは…。

・二次性徴がある場合だけ許可とか謎。肌着を着るかどうかは、そもそも学校が関与する問題じゃない。

・私が小学生の時もありました。みんなが我慢してるから我慢したけど、本当に恥ずかしかったです。

・春菜さんのいう通り。子供が過ごしやすい環境を、大人が配慮して作るべきだと思う。

学校のルールは本来、子供の成長をサポートするためにあるべきもの。

肌着の禁止により、体育の時間が苦痛になってしまうのであれば、本末転倒でしょう。

声を上げられない子供の気持ちを置いてきぼりにしないよう、現状のルールが本当に必要なものなのか議論することが大切ですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
スッキリ

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