事前準備をして有給を取得した教師 管理職の言葉に怒りの声続出
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年間10日以上の年次有給休暇(通称、有給)を付与される労働者に義務付けられた、1年間に5日以上の有給取得。
2019年4月から施行されたこの労働基準法は、公立学校の教育公務員にも適用されます。
文部科学省が同年1月に発表した、教師の勤務時間に関するガイドラインには「教育委員会は、年次有給休暇等の休日についてまとまった日数を連続して取得することを含めてその取得を促進する」と書かれていました。
しかし、春(@sinmaikyouin)さんがTwitterに投稿した実際の教育現場での様子は違うものだったようです。
管理職からの叱責に言葉を失う…
教員をしている春さんは、1か月前から有給の取得を申請。その日は、春さんの人生においてとても重要な日だったため、どうしても休まなければなりませんでした。
春さんは、生徒や代わりの教員が困らないように自主課題も用意。
万全を期した状態で有給を取得したのですが、生徒の保護者から春さんが休みを取ったことに対してクレームが入ったといいます。
このクレームを受けて、学校の管理職からはこのような言葉をかけられ叱責されたのです。
「自分のことを優先するな生徒を第一に考えろ」
春さんは、事前に自主課題も用意していたことからしっかりと生徒のことも考えていたでしょう。
それでも、管理職からは「体調が悪い時以外に有給を使うなんてありえない」といわれたとのこと。
春さんは続く投稿で、「有給を取ろうと思っても、平日は生徒がいるため余程のことがない限り取ることはできない」と、厳しい教育現場の現状を伝えました。
多少具合が悪くても、無理やり出勤している教員がほとんどだといいます。
【ネットの声】
・ここまで事前準備しているのに叱責されるのはおかしい。
・有給でクレーム入れる保護者の気持ちが分からない。
・教員であっても有給は何に使ってもいいはずなのに。
・自由に休めないほうがありえない。
教員も保護者や生徒と同じ人間です。どうしても休まなければいけない日や、体調不良で出勤できない日もあるでしょう。
よりよい授業や指導を行うためにも、教育現場における労働への意識が改善されることを願います。
[文・構成/grape編集部]