ブリーダーに虐待されていたハスキー 愛される喜びを知った後の姿に涙
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顔周りがモフモフのポメラニアン 飼い主が「めっちゃ小顔」と絶賛する理由が?飼い主(@phoochannel)さんと暮らす、ポメラニアンのぷーちゃんはびっくりするくらいの小顔なのだとか。

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2016年8月、ブラジルに住むシルビア・レイッサさんは、1匹のメスのハスキーと出会いました。
名前はマヤ。マヤは悪質なブリーダーのもとで繰り返し出産をさせられた後、瀕死の状態で放置されていたのです。
海外メディア『Bored Panda』によると、健康状態の悪化で子供が産めなくなったマヤを、ブリーダーは毒殺するつもりだったといいます。
その情報を聞いたシルビアさんはブリーダーに連絡を取り、マヤを引き取りに行きました。
すると、そこには目を覆いたくなるほど痛々しい姿のマヤが横たわっていたのだそう。
マヤは歩くことができず、飢えから自分の尿を飲み、フンを食べていたのだとか。
その姿を見たシルビアさんは、「私がこの犬に新しい一生をスタートさせてあげる」と心に決めたのです。
生きる希望を持ち続けたハスキー
保護された時のマヤはガリガリにやせ細り、暴力を受けていたせいで後ろ脚はマヒしていました。また重度の貧血で、腎臓と肝臓にも問題がありました。
シルビアさんは最初の48時間、付きっきりでマヤの看病をしたのだそう。
彼女はマヤの健康状態の悪さから、「マヤが力尽きてしまうかもしれない」と、怖くてそばを離れられなかったのです。
しかしそんな心配は不要でした。マヤは決して生きることを諦めず、少しずつ回復していったのです。
生まれてからずっと、一度も愛されたことがなかったマヤは、シルビアさんに対して少しおどおどしていたのだそう。
しかし1年半かけて体と心の健康を取り戻した後は、車いすで歩けるほどに回復。
2021年現在は、ほかの犬たちに負けない速さで車いすで全力疾走できるほど元気になりました。
※動画には見た人が不快に感じるおそれがある画像(傷口など)が含まれています。ご注意ください。
シルビアさんは「マヤは私の人生を変えてくれました。愛に癒せない傷はないのです!」と語っています。
人間によって生死をさまようほどつらい経験をしたにもかかわらず、シルビアさんに出会って、人を信じる勇気を見せてくれたマヤ。
彼女が奇跡的に回復したのは、「この犬を幸せにしたい」というシルビアさんの祈りが通じたからかもしれません。
シルビアさんとマヤの、愛と喜びにあふれた生活が1日でも長く続いていくといいですね。
[文・構成/grape編集部]