路面電車が駅じゃない場所で停車し、運転士が降りた? 理由に称賛の声
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出典:Yeni Şafak

「番犬に向かない」といわれた犬 納得できる1枚に「笑った」「100点満点」「番犬に向かない犬」というコメントを添えて、Xに1枚の写真を投稿したのは、愛犬たちと暮らしている、飼い主(@kmk250301)さんです。 公開したのは、愛犬の米子ちゃんと大豆くんの写真。2匹は番犬としては不向きだといいます。

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トルコで路面電車の運転士をしているサルハト・トパルさんが、いつものルートで乗客を運んでいた時のことです。
彼は前方の線路脇に、何かがあるのに気が付きます。
サルハトさんはそれが何か分かると電車を停車し、線路に降りて行きます。
駅でもない場所で彼が電車を止めた理由とは…答えはこちらをご覧ください。
線路脇で困っていたのは…カメ。縁石を登ることができなくて苦戦していたのです。
サルハトさんがカメを持ち上げて、フェンスの外へ逃がしてあげると、カメは元気よくその場から歩き去っていきました。
監視カメラがとらえたサルハトさんの行動を、地元のメディアが紹介すると、称賛の声が上がったのです。
・人間のお手本のような行動だ。僕たちはすべての生き物を守らなくちゃいけないよね。
・すごい!あんな遠くからよく見えたよね。
・美しい心を持ったサルハトさんに「ありがとう」と伝えたい。
路面電車の運行会社もFacebookでサルハトさんを称賛。
さらに数日後、彼の思いやりある行動が評価されて感謝状が贈られたのです。
サルハトさんはウェブメディア『The Dodo』にこう語っています。
サルハトさんはカメに気付いた直後、車内アナウンスで乗客に一時停止する理由を説明してから、カメを助けに行きました。
そして彼が電車に戻ると、乗客たちもカメを助けたことをとても喜んでいたそうです。
もしサルハトさんが気付かなかったら、カメは別の電車に轢かれていたかもしれません。
ためらうことなくカメを助けに行ったサルハトさんと、そのために電車が数分間遅れてもカメが無事だったことを喜んだ乗客の優しさに心が温かくなりますね。
[文・構成/grape編集部]