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『ホチキス』『ホッチキス』『ステープラー』どれが正式名称? 意外と知らない豆知識

By - grape編集部  公開:  更新:

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2016年、ホッチキスの針のパッケージ裏に書かれた一文が反響を呼びました。

それがこちら。

この「ホッチキスの針がついたままでも古紙の再生紙工程で支障がない」という一文が、SNSで話題になったことを覚えている方も多いでしょう。

あれから5年経った2021年。コロナ禍で在宅ワークが増えてもなおホッチキスはデスクワークに欠かせない文具の1つとして重宝されています。

そこで、知っているようで知らないホッチキスについて、ホッチキスの最大手『マックス株式会社』の広報にお聞きしました。

『ホッチキス』の正式名称は?

まずは『ホッチキス』という名前。実は日本でしか通じないことはご存知ですか。海外では、同じ文具を『ステープラー』や『クチトリッチ』と呼ぶため、『ホッチキス』では通じないのです。

ではなぜ日本では『ホッチキス』と呼ばれるようになったのでしょう。それは、初めて販売されたホッチキスに由来するといわれています。

『ホッチキス』が初めて日本で販売されたのは明治36年(1903年)。アメリカから輸入されたE・H・HOTCHIKISS社製で、そのボディには『HOTCHIKISS No.1』とブランドと形式が刻印されていたそうです。そのため、自然と『ホッチキス』と呼ばれるようになったのです。

つまり、『ホッチキス』は商標登録された商品名ではなく、一般名称化された呼び名というわけです。

ちなみに、新聞用字用語集では「ホチキス」、J I S規格では「ステープラ」とそれぞれ違った名称が定められています。だから、「正式な表記の決まりはない!」のだそうですよ。

パッケージの裏に書かれた知る人ぞ知る使用法

ホッチキスの針のパッケージ裏に目からウロコの情報が書かれていることが話題になったのは冒頭で触れましたが、実はホッチキス本体のパッケージの裏にもあまり知られていない使い方がしっかり記載されているのです。

ハンドルを180°開き、針出口を直接押し当てれば、ポスターの壁貼り等が可能

「特に大したことではありませんよ」といった感じでさらっと小さく記載されているこの使用法。ご存知でしたか。

建築用のホッチキス(ガンタッカ)で、壁紙などをバチンバチンと留めているのを見かけたことがある人もいるかもしれませんね。それと同じことが小型のホッチキスでも可能なのです。

でも、壁に貼ることができるといっても「コルクボードのような柔らかいところにしか無理なのでは?」と思い質問してみると…。

広報担当者:
鉄などよほど硬い壁は無理ですが、住宅の石膏ボードなどの壁なら大丈夫です。

画鋲よりも穴が小さいので、外した跡もあまり気になりません。

家の壁にも可能とは想定外でした。でも物は試しです。やってみることにしました。使用法には「ポスターの壁貼り等」とありましたが、手頃なポスターがなかったため、昔もらった賞状で挑戦します。

「ポスターより硬く分厚いのでどうなのか」と少し心配しながら、ホッチキスを180°に開き、壁に賞状に直接あてて「えい!」と押し込みました。

が、一度目は失敗。針が曲がってしまいました。「やはり分厚いから無理なのか?」と思いながら、再度挑戦すると、今度は成功です!

この感じだと、賞状よりも薄いポスターならもっと簡単に留めることができそうです。

では、外した後の穴はどうなのか。外して見てみましょう。

分かりますか。真ん中の横に2つ並んだ穴。

赤い丸で囲んだ場所に小さな穴が2つあるのが見えますか。小さいので、遠目で見ると全く分かりませんね。

かなりしっかり留まるので、よく貼り替えるようなプリント類よりも、ポスターや写真、布などインテリアとして長期間楽しめるようなものを貼る時に使うのがいいかもしれません。

「シルバーの針は味気ない」という人はカラーの針をどうぞ。ブルー、ピンク、グリーン、イエローの4色があります。また、「白い壁で長期間留めていると錆びないかが気になる」という方には、ステンレス製の針も販売しています。用途や使用期間に合わせて選ぶといいですね。

※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。

ちなみに、ハンドルが180°に開くのは主に、スタンダードな形の10号のホッチキス。

マックスには、従来の半分の力で綴じられる「軽とじ機構」が搭載された『SAKURI』や、綴じた針の裏が平らになる「フラットクリンチ機構」を搭載したものなどの新しい機能がついたホッチキスがありますが、そちらは180°に開きませんのでご注意を。

ホッチキスの調子が悪い時は針をチェック!

マックスの広報担当者によると、うまく綴じるためにはホッチキスの針も重要とのこと。「ホッチキスの調子が悪い」「綴じる時に硬い」といった問い合わせの場合、その原因がホッチキス本体ではなく針にあることもあるそうです。

マックスの針は、塊として扱う時には外れにくく、本体に装填して使う際には軽く外れるよう特殊な接着剤を使用して製造しているのですが、海外の製品や100円均一の商品の中にはその接着剤が強いものもあるのだとか。

接着剤が強い針を使うと、綴じる際に針が外れにくく、うまく綴じられないことがあるのです。

ホッチキスがうまく綴じられない時は、一度針を見直してみることをおすすめします。

かわいいホッチキスでデスクワークに癒しを…

マックスでは2019年からシリコンカバーを使ったかわいいホッチキスのシリーズを数量限定で販売しています。

サメ・ワニ・ビーバーの『みずべのいきもの』、ペンギン・シロクマ・セイウチの『つめたいうみのいきもの』、ライオン・パンダ・ゾウ・オオカミの『りくちのいきもの』の3シリーズ。

『りくちのいきもの』シリーズには、針ケースもあり、セットでデスクに置いておくとそれだけで癒しの空間になります。

※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。

また、2021年7月26日からアイスキャンディーをモチーフにした『シリコン製のホッチキス針ケース』を発売。

アイスの棒の先端はマグネット内蔵で、中の針を簡単に取り出すことができます。

かわいい動物や美味しそうなアイスなど、見て楽しいアイテムがあるとデスクワークの気分も上がりますね。

その他、携帯に便利な小さいタイプから中綴じなどが可能な機能を備えたタイプなど、たくさんの種類があるホッチキス。

自分のワークスタイルに合うものを探してみてください。


[文/ハラアキコ・構成/grape編集部]

出典
マックス株式会社

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