人と目を合わせられなかった保護犬 初めて愛される喜びを知ると…?
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ある女性がFacebookに紹介した愛犬の話に、感動の声が上がっています。
2021年1月、アメリカのワシントン州に住むチェルシーさんは、インターネットで1匹のメス犬の写真に目を留めました。
ウェブメディア『The Dodo』によると、クレメンタインという名前のやせ細った犬は、数週間前に路上で保護されたのだそう。
しかし、数々の健康上の問題があることから、数日以内に安楽死させられることになっていたのです。
それを知ったチェルシーさんが、急いで里親の申し込みをすると、すぐに施設から電話がかかってきたのだとか。
施設のスタッフは、チェルシーさんがクレメンタインに興味を持ったことに驚き、涙を流していたのだそう。
なぜなら、その施設では過去数週間に数百人の保護犬の里親希望者が現れたものの、クレメンタインを引き取りたいといった人は1人もいなかったからです。
チェルシーさんがクレメンタインを家族に迎えたのは、安楽死させられる予定日の2日前でした。
当時のクレメンタインは体重が約20㎏しかなく、5つの感染症にかかっていて、体からは悪臭を放っていました。その臭いは、薬用風呂に毎日入れてあげても、なかなかなくなりませんでした。
またクレメンタインの病気は体だけでなく、心の傷も重症で、すべての人間を極度に恐れていたのです。
チェルシーさんの家で、ちゃんと眠れるようになるまで2週間、壁に向かって座るのを止めるまでに3か月、おもちゃで遊ぶようになるまでに5か月もかかりました。
それでもチェルシーさんは、クレメンタインにたくさんの愛情と食べ物を与え続けます。
そして8か月後、体重は約32㎏にまで増えて、感染症は治りました。
人と目を合わせられなかったクレメンタインは、愛と信頼を学び、まるで別の犬のように陽気で明るい性格に変わったのです。
チェルシーさんがFacebookに投稿したクレメンタインのストーリーには、「涙で途中から読めなくなった」「今のこの犬の姿を見て本当に嬉しい」などの声が寄せられています。
今では、クレメンタインは先住犬たちと仲よく遊び、広い庭を走り回っています。チェルシーさんが朝起きて「おはよう」というと、喜びのあまり狂ったようにしっぽを振るそうです。
一度も愛される喜びを知らずに、一生を終えることになりそうだったクレメンタイン。
チェルシーさんによって、愛されて生きる幸せを手に入れることができてよかったですね。
[文・構成/grape編集部]