交通事故で長男を失い、時間が止まった家族 10年後、次男が部屋で見つけたのは?
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ウェブサイトの閲覧者やSNSのフォロワーから寄せられた実体験を元にした、西山ともこ(nishiyama_tomoko07)さんの漫画をご紹介します。
今回ご紹介するのは、警備員をしている男性のエピソード。
男性は10年前、当時15歳の長男を交通事故で失いました。
『動き出した時間』
亡くなった長男の部屋から、1枚のルーズリーフを持ってきた次男。そこに描かれていたのは、笑顔を浮かべる家族の似顔絵でした。
絵のタッチで、すぐに長男が描いたものだと分かった男性。すると、次男は次のように続けました。
「俺、兄ちゃんの歳を余裕で超えたけど、今でも俺の大切な兄ちゃんだよ。ずっと俺たちが暗かったら、兄ちゃんが悲しむよ」
次男の言葉もあり、前向きになれた一家。止まっていた時間が、ようやく動き出したのです。
【ネットの声】
・私も、24年前に兄を亡くしています。いつまでもお兄ちゃんはお兄ちゃん、ですよね。
・涙が出ました。家族全員が描かれたイラストを見つけたこと、ご長男のメッセージに思えて仕方がありません。
・兄弟が、家族を救い出してくれたのですね。どうか男性一家が、ご長男の分まで幸せな人生を歩めますように。
大切な家族が突然いなくなる…どんな言葉でも表現できないほどに、悲しいことでしょう。
ようやく新たな一歩を踏み出せた、男性とその家族が、幸せで穏やかな時間を過ごしていけることを願います。
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[文・構成/grape編集部]