シュワルツェネッガーがロシア国民に伝えたことに「本物のヒーローだ」
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2022年2月24日に、ロシアがウクライナ国内に侵攻したことを機に始まった戦争。
同年3月18日現在も、停戦していません。世界中の人々が、1日でも早い停戦を祈り続けています。
そんな中、映画『ターミネーター』シリーズの主演などで知られる、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんが、ロシアの人々への想いを語りました。
子供の頃からあった、ロシアとの接点
シュワルツェネッガーさんは、「私はロシアの人々が大好きだ。ぜひ動画を見て、多くの人に共有してほしい」とTwitterで呼びかけ、動画を投稿。
オーストリア系アメリカ人であるシュワルツェネッガーさんの、ロシアとの接点は子供の頃からありました。
それは、「自分にとってヒーローとなる、ロシア人との出会いだった」といいます。
14歳の時、ウィーンで開催されたウエイトリフティングの世界選手権を見に行ったシュワルツェネッガーさん。
そこで優勝した、ソビエトとロシアの選手だったユーリ・ウラソフさんと握手した時、力強さに感銘を受けたといいます。
以来、シュワルツェネッガーさんは自宅のベッドにウラソフさんの写真を飾っていました。
ですが、シュワルツェネッガーさんの父親は、その写真を下すようにいったとのこと。
父親は、第二次世界大戦中、ロシアで被害を受けた経験から、ロシア人が嫌いだったのです。
それでも、「ウラソフさんがあげていた旗がどこの国であるかは、重要ではない」と思い、写真を下すことはなかったといいます。
シュワルツェネッガーさんがウエイトリフティングを始めてから、その写真を見ては自分を鼓舞していたとも話しました。
大人になってからも持ち続けていた接点
シュワルツェネッガーさんとロシアとの接点は、これだけにとどまりません。
ボディビルディングや映画の撮影のため、頻繁にロシアを訪れていたシュワルツェネッガーさん。
撮影中、再びウラソフさんと会い、コーヒーカップをくれたり、1日を過ごしたりするなど、優しさに感銘を受けたといいます。
シュワルツェネッガーさんは、子供の頃から俳優になった大人になるまで、ロシア人が持つ力強さと温かさに鼓舞されてきたそうです。
シュワルツェネッガーさんがロシア国民に伝えたいこと
2021年1月、アメリカ国内では、大統領の選挙結果をめぐり、抗議デモが行われました。
デモに参加した人々は、「選挙結果に不正があった」として、意思を表明。
シュワルツェネッガーさんは、この時のように、「おかしいと思うことは、声を上げてほしい」とロシア国民に訴えました。
ですが、戦争に反対しているロシア国民が、拘束されるといった事態も起きているのです。
拘束された人々に対し、シュワルツェネッガーさんは「私にとって、あなたがたは新たなヒーローだ。ウラソフさんと同じ強さを持っている」とたたえました。
シュワルツェネッガーさんのメッセージに、多くの人から称賛の声が上がっています。
・こんなにも知的で優しい人だったのか、と胸が熱くなった。
・やはりシュワルツェネッガーさんは、本物のヒーローだ。ロシア国民だけでなく、多くの人に見てもらいたい。
・心底、ロシアを愛しているからこそ、語らずにはいられなかったのだろう。
残念なことに、SNSでロシア人への差別的表現や嫌悪する声が見られたり、ロシア料理を提供するお店を非難したりする動きが起きています。
ですが、誰かを攻撃するのではなく、平和への声を上げていくことが必要です。
シュワルツェネッガーさんは、ロシアを愛しているからこそ、国民をはじめ多くの人々にこのメッセージを知ってもらいたかったのでしょう。
[文・構成/grape編集部]