ゴミのポイ捨て禁止看板に「廃止されたはずでは…」「いつの時代よ」
公開: 更新:
道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
すき家で注文した『税込2190円』のメニュー 見た目に「高嶺の花」「これはたまらん」2024年12月18日、「すき家に1900日以上通ってるワイが、最近おいしかった料理を紹介します」というコメントとともにXに1枚の写真を公開したのは、『すき家』に足繁く通っているマナリス(@manarisu9475)さん。同日、マナリスさんが注文したのは、ご飯の上に牛肉ではない食材がのっているメニューでした!
- 出典
- @OR4xuo
公共の場所や敷地内では、環境美化のため、ゴミのポイ捨てが禁じられていることが大半。
道端に捨てるのではなく、「ゴミ箱にきちんと捨てましょう」と呼びかけられています。
場所によっては、ゴミのポイ捨てを禁止する、注意文が書かれた貼り紙や看板を目にすることもあるでしょう。
@OR4xuoさんは、宮城県石巻市で、ゴミのポイ捨てを禁止する看板を目撃。
そこに書かれていたのは、単なる注意文ではなかったのです。
告
瓶、缶、護美投ゲルヤツ
非國民カナ
日本ヲ綺麗ニ
内務省
漢字とカタカナで表記されているほか、『内務省』が看板の内容を通達したことになっているのです。
2022年現在、日本語は漢字とひらがなを交えて使われています。カタカナは、固有名詞や和製英語といった単語に使われるのが一般的。
諸説ありますが、看板のように、漢字とカタカナで日本語が表記されていたのは、主に第二次世界大戦の終戦より前といわれています。
内務省は、1873~1947年まで国内に存在していた行政機関。戸籍調査や地方警備、地理など広範囲に及ぶ所轄を担当していました。
2022現在存在している、総務省や警察庁、国土交通省や厚生労働省を合わせた官庁といえます。
もちろん、同年現在、内務省は廃止されているため、この看板は誰かが意図的に作ったのでしょう。
ちなみに、美しさを護ると書いて『護美(ゴミ)』は、一時期、当て字として使用されていたようです。
『ゴミを投げる』は方言で、「ゴミを捨てる」の意味になります。
この看板は多くの人から注目を浴び、さまざまなコメントが寄せられました。
・内務省は廃止されたはずなのに、最近作った感じがすごい。
・内務省が復活したみたいになっていて、タイムスリップを感じる。
・いつの時代よ…。表記はおかしいけど、いっていることは正しい!
看板を作った人は、周囲にゴミが投げ捨てられることに憤りを感じたのかもしれません。
こうして、戦前に使われていた表記で書くことで、抑止力を持たせたかったのでしょう!
[文・構成/grape編集部]