「子供が子供を作ると代償がある」 若年出産と、特別養子縁組制度
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赤ちゃんが連れて行かれたのは…
生まれたばかりの赤ちゃんが連れて行かれたのは、赤ちゃんの養父母になる夫婦のもとでした。
その夫婦は、6年間に及ぶ不妊治療を行いましたが子供が授かりませんでした。
心も体もボロボロになり、それでも子供がほしいという想いから「特別養子縁組」を希望したのです。
子供のための福祉「特別養子縁組制度」
1年間に産まれる赤ちゃんは、およそ100万人。
予期せぬ妊娠(貧困、レイプ、学生、風俗、パートナーの裏切りなど)で産まれてくることのできない赤ちゃんは、毎年20万人以上いると言われています。 そして、親のいない子供たちや、乳児院、児童養護施設で暮らす子供たちは3万数千人。
その一方で、子供が授からず養子を取りたいと希望する方も大勢います。
特別養子縁組制度について
特別養子縁組制度は普通養子制度と違い、実の親が養育できない6歳未満の子供に、育ての親を見つけてあげる制度。
子供がほしい夫婦のためのものではなく、子供の福祉のための制度です。
法律上も家庭環境上も新しい父母の実子扱いになるので、養父母になるためにはいくつもの厳しい条件があります。
養父母として適正があるか、『産まれてくる赤ちゃんの、性別や病気や障害の有無を問わずに受け入れる覚悟、本当に親になる覚悟はあるか』を面接で何度も確認するそうです。
そして家庭裁判所が介入し、6ヶ月間の試験養育期間を設け、適正を判断してから養子縁組を決定します。
特別養子縁組をドラマに起用したことについて
原作は中学生ではなく高校生同士で、特別養子縁組ではなく産み育てるという設定。
ドラマで特別養子縁組制度を起用したことについて、様々な意見がありました。
「血縁=子どもの幸せ」とは限らない
どっちがいいんだろう。
今まで未成年妊娠というと…
一概に正しい判断とは言えない
若年出産と特別養子縁組制度という、非常に難しい題材を絡めたコウノドリ第5話。今後の展開にも注目していきたいです。
TBS コウノドリ