「献立を考える家事」に名前を付けると? 青森県民が考えた『ネーミング』に反響 「まさにコレ」「センスいい」
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※写真はイメージ
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このラバーストラップ、実は? 「思い出を形にする素敵な活動」「唯一無二だ…」2025年1月9日、山崎智音(@chion777)さんがXに公開したラバーストラップにまつわる投稿に、多くの反響が上がっています。ラバーストラップは、カバンやリュックサックなどに付けて楽しめる、汎用性の高いアイテムですよね。その『素材』に、注目が集まっているのです。
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【祝】佐々木朗希、結婚を発表 「朝からビックリ」「なんて嬉しいニュース」『ロサンゼルス・ドジャース』の佐々木朗希選手が、結婚したことを発表。2025年2月22日に自身のInstagramで報告しています。
先進諸国と比較しても、家事・育児をする時間が夫婦間で格差があることが問題視されている、日本。
総務省統計局が実施した『平成28年社会生活基本調査』によると、6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間は、妻が208分(3時間28分)に対し、夫はたったの12分という結果でした。
家事には、『料理』『洗濯』『風呂掃除』のような名前が付いていないけれど、こまごまとした雑務がたくさんあります。
こうした『名もなき家事』は、一つひとつにかかる時間は短いものかもしれません。しかし、ちりも積もれば山となり、担う家事が1人に集中すれば、大きな負担となります。
『名もなき家事』に名前を付けると?
青森県では、家事労働に関わる時間は、妻が177分に対し、夫は17分。夫は妻のおよそ10分の1しか家事をしていないことになります。
2022年3月、青森県の青少年・男女共同参画課では、夫婦間の家事分担の格差改善をうながすため、『はっきりとした名前はないけれど気付いてほしい家事』のネーミングを募集。
県民から寄せられたさまざまな家事のネーミングから、多くの共感を得られるもので、ユーモアのある名前を複数選出し公表しました。
また、入賞した作品をもとに動画も作成しています。
多数のネーミングから、見事大賞を受賞した作品が、こちら。
『献立地獄』
毎日の献立を考える家事を名付けた『献立地獄』が大賞に選ばれました!
日々、栄養バランスを考え、家族が飽きないように献立を考えるのは、大変なこと。
献立を考えている側としては、「なんでもいいよ」なんていわれた日には、イラッとしてしまいますよね。
このほかにも、入賞した『家事のネーミング』を一部ご紹介します。
『URUKASU (うるかす)』
食後の食器を水に浸すことを、同県の方言で『うるかす』と表現。
ちなみに、納豆茶碗はそのまま放置せず水に浸すことを表したネーミング、『潤しの納豆茶碗』も入賞をしていました。
『個人情報マモルンジャー』
個人情報の観点から、宅配便の宛名ラベルは、はがしてから捨てたいもの。
ちょっとした作業ですが、地味に面倒な家事の1つですね。
『ポケットからっぽ』
ティッシュをポケットに入れたまま洗濯すると、ボロボロになった紙のカスが洗濯物にくっつくという大惨事に…!
洗濯を出す際は、ポケットの中身をしっかり確認することが大事です。
家事として認識されにくい作業のネーミングを募集することで、「多様な家事への気付きと夫婦で話し合う機会の創出につなげる」とプロジェクトの目的を掲げている、同県。
ネット上では取り組みについて、さまざまな声が寄せられました。
・青森県すごい!ユーモアある企画ですね!ぜひ全国に広まってほしい。
・名もなき家事って1つは数秒・数分でも、1日を通したら1時間以上かかっている。
・ネーミングセンスがいい。献立を毎日考えるのは、まさに地獄!
家事はまず自分でやってみないと、どんな作業があって、どれだけの時間を要するのか、イメージをつかみづらいものかもしれません。
『ゴミ出し』といっても、ゴミを分別し、集めて、その周囲を掃除し、袋にまとめるという工程を経て、ようやくゴミを出せる状態になるのです。
育児においても同様のことがいえるでしょう。
家事や育児といった家の中で行われる仕事は、これまで女性に負担が偏りがちでした。名前が付くことで、分担を改めて考えるきっかけになるといいですね。
[文・構成/grape編集部]