「献立を考える家事」に名前を付けると? 青森県民が考えた『ネーミング』に反響 「まさにコレ」「センスいい」
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ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
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先進諸国と比較しても、家事・育児をする時間が夫婦間で格差があることが問題視されている、日本。
総務省統計局が実施した『平成28年社会生活基本調査』によると、6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間は、妻が208分(3時間28分)に対し、夫はたったの12分という結果でした。
家事には、『料理』『洗濯』『風呂掃除』のような名前が付いていないけれど、こまごまとした雑務がたくさんあります。
こうした『名もなき家事』は、一つひとつにかかる時間は短いものかもしれません。しかし、ちりも積もれば山となり、担う家事が1人に集中すれば、大きな負担となります。
『名もなき家事』に名前を付けると?
青森県では、家事労働に関わる時間は、妻が177分に対し、夫は17分。夫は妻のおよそ10分の1しか家事をしていないことになります。
2022年3月、青森県の青少年・男女共同参画課では、夫婦間の家事分担の格差改善をうながすため、『はっきりとした名前はないけれど気付いてほしい家事』のネーミングを募集。
県民から寄せられたさまざまな家事のネーミングから、多くの共感を得られるもので、ユーモアのある名前を複数選出し公表しました。
また、入賞した作品をもとに動画も作成しています。
多数のネーミングから、見事大賞を受賞した作品が、こちら。
『献立地獄』
毎日の献立を考える家事を名付けた『献立地獄』が大賞に選ばれました!
日々、栄養バランスを考え、家族が飽きないように献立を考えるのは、大変なこと。
献立を考えている側としては、「なんでもいいよ」なんていわれた日には、イラッとしてしまいますよね。
このほかにも、入賞した『家事のネーミング』を一部ご紹介します。
『URUKASU (うるかす)』
食後の食器を水に浸すことを、同県の方言で『うるかす』と表現。
ちなみに、納豆茶碗はそのまま放置せず水に浸すことを表したネーミング、『潤しの納豆茶碗』も入賞をしていました。
『個人情報マモルンジャー』
個人情報の観点から、宅配便の宛名ラベルは、はがしてから捨てたいもの。
ちょっとした作業ですが、地味に面倒な家事の1つですね。
『ポケットからっぽ』
ティッシュをポケットに入れたまま洗濯すると、ボロボロになった紙のカスが洗濯物にくっつくという大惨事に…!
洗濯を出す際は、ポケットの中身をしっかり確認することが大事です。
家事として認識されにくい作業のネーミングを募集することで、「多様な家事への気付きと夫婦で話し合う機会の創出につなげる」とプロジェクトの目的を掲げている、同県。
ネット上では取り組みについて、さまざまな声が寄せられました。
・青森県すごい!ユーモアある企画ですね!ぜひ全国に広まってほしい。
・名もなき家事って1つは数秒・数分でも、1日を通したら1時間以上かかっている。
・ネーミングセンスがいい。献立を毎日考えるのは、まさに地獄!
家事はまず自分でやってみないと、どんな作業があって、どれだけの時間を要するのか、イメージをつかみづらいものかもしれません。
『ゴミ出し』といっても、ゴミを分別し、集めて、その周囲を掃除し、袋にまとめるという工程を経て、ようやくゴミを出せる状態になるのです。
育児においても同様のことがいえるでしょう。
家事や育児といった家の中で行われる仕事は、これまで女性に負担が偏りがちでした。名前が付くことで、分担を改めて考えるきっかけになるといいですね。
[文・構成/grape編集部]