『幼児置き去り事件』で放送中に谷原章介が涙 訴えた言葉に「涙が出た」「本当に同意」
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- 出典
- めざまし8
毎年、日本では夏になると多くの人が熱中症で救急搬送されます。
あまりの暑さに体温調節が間に合わず、体内に熱がこもった結果、吐き気や意識障害を引き起こし、最悪の場合は死に至る熱中症。
2022年9月5日には、静岡県の幼稚園で通園バスに取り残された女児が熱中症になり、3歳という若さで亡くなりました。
園側が確認を怠ったことにより、女児が暑いバスの中に5時間取り残された今回の事件。園側のずさんな対応に、多くの人が怒りや不安の声を上げています。
谷原章介、『幼児置き去り事件』で放送中に涙の訴え
同月8日に放送された情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、今回の痛ましい事件について特集。
番組では、事件後に幼稚園で行われた保護者向けの説明会での、亡くなった女児の父親の肉声が流れました。
父親が事件当時の女児について「水筒の中に満タンに入れた飲み物を飲み干して、上の服を脱いで裸になっていた」と説明すると、参加者からは叫び声や泣き声が。
精神的なショックのせいか、説明会では保護者や園の職員計13名が体調不良を訴え、救急搬送されたといいます。
父親の肉声を聞いた、同番組のMCを務める俳優の谷原章介さんは、涙を流し、言葉を何度も詰まらせながらこういいました。
谷原さんは女児や遺族の苦しみを涙ながらに訴え、何度もハンカチで目元を拭きました。
妻である俳優の三宅えみさんの連れ子のほか、2人の男児と3人の女児の父親である、谷原さん。だからこそ父親の肉声を聴き、家族の苦しみを感じ取ったのでしょう。
幼い子供が通園バスに置き去りにされ、熱中症で命を落とす事故は、2021年にも福岡県の保育園で発生したばかりです。
誰もが「二度と起こってほしくない」と思うであろう痛ましい事故がたったの1年で再発したことについて、谷原さんはこのように考えを述べます。
総合解説として出演しているジャーナリストの立岩陽一郎さんも、国が幼児教育を軽んじたことによる、現場の質の低下を指摘。
再発を防止するため、未来ある子供たちを預かる責任ある仕事だからこそ、待遇を改善すべきと持論を展開しました。
今回の事件では、休暇をとったバスの運転手の代わりに、70代の園長が運転しています。人員不足も原因の1つといえるでしょう。
ネットではたびたび、保育現場に関わった経験のある人から「給与が低すぎて責任と見合っていない」「人員が足りない」といった悲鳴が話題になります。
谷原さんの涙ながらの訴えに共感し、保育現場の見直しを訴える声が上がりました。
・谷原さんが泣きながら話すのを見て、自分もさらに涙が出た。本当につらい。
・本当に同意。根性論で対処するのではなく、ちゃんと原因の大本を見直すべき。
・谷原さんの家は子だくさんだし、人として、そして親としてつらいんだろうな。
どの職種も、本来ならば責任や仕事量に見合った給与が払われるもの。労働環境が悪ければ、自然とサービスの質は落ちてしまいます。
今回の事件を受け、「保育現場の職員に、ちゃんと注意をするように指示する」だけで終わらせるのではなく、根本的な部分を社会全体が見直す動きになることを祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]