【442年ぶりの奇跡】皆既月食&惑星食が重なる『天体ショー』がもうすぐ! 「絶対見たい」の声
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【皆既月食】3年振りに日本全国で見られる! 貴重な天体ショーの時間はいつ?神秘的な天体ショーである皆既月食が、2025年9月8日、約3年振りに日本で見ることができるそうです!

2年ぶりの『ブラックムーン』がいよいよ! 夜空に何を願う?特別なタイミングの新月を『ブラックムーン』と呼ぶことはご存じでしょうか。2025年の夏季には、6月25日、7月25日、8月23日、9月22日に新月となるため、8月の新月が『ブラックムーン』に当たるのだとか。同じ季節に4回の新月が見られる現象は、2023年5月以来なので、2025年8月23日はおよそ2年ぶりに『ブラックムーン』が訪れる機会なのです。
- 出典
- 国立天文台
宇宙の雄大さ、美しさ、神秘性を地球にいながら目視できる、天体ショー。
雲の少ないタイミングで夜空を見上げると、無数の星のほか、太陽の光を反射して強い輝きを放つ月が目に入ります。
毎日少しずつ形を変えて、地球を見守るように夜空で輝く月。しかし時には、影がかかることで赤銅色になることもあるのです。
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地球の影が重なることによって月が暗くなり、欠けたように見える現象を『月食』といいます。
2022年11月、月全体が影に覆われる皆既月食を見ることができるのだとか!
2022年11月8日、皆既月食と天王星食を観測しよう!
国立天文台によると、皆既月食が起こるのは2022年11月8日。夕方ごろから、日本全国で観測することができるのだそうです。
皆既月食の最大は、19時59分とされています。それから徐々に部分食が終わりに向かい、21時49分ごろに元に戻るのだとか。
多くの地域で月の高度がある程度高くなる時間帯に、皆既月食が始まるため、全国的に観測しやすいといいます。
出典:国立天文台
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出典:国立天文台
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また、今回はなんと月が天王星を隠す天王星食も同時に起こるのだとか!
6等級の天王星は光が弱く、夜空の条件がいい場合でも観測するのが難しいため、同時に天王星食も見たい人は、双眼鏡などを用意したほうがよさそうです。
国立天文台によると、皆既食中で月の光の影響が少ないため、比較的見付けやすいといいます。
出典:国立天文台
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皆既月食と天王星食を同時で観測できるのは、とても珍しいこと。
前回、日本で皆既食中に惑星食が起こったのは、なんと442年前である1580年の土星食です。
また、次回日本で同様の現象を観測できるのは、322年後の2344年と予想されています。
今回を見逃したら、次はないといえるでしょう。この日は、夜空を見上げてみてはいかがでしょうか!
[文・構成/grape編集部]