【442年ぶりの奇跡】皆既月食&惑星食が重なる『天体ショー』がもうすぐ! 「絶対見たい」の声
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【2025年版】次の皆既月食はいつ?「ブラッドムーンを見てはいけない」といわれる理由や皆既日食との違いを分かりやすく解説!皆既月食で赤く染まるブラッドムーンの仕組みや、皆既日食との違いを分かりやすく解説します。また、ブラッドムーンを見てはいけないとされる理由も紹介。この記事を読めば、月の観察をもっと楽しめるでしょう。

高校生が撮影した皆既月食の写真 月面に現れた珍しい青い帯が?「キャンディみたい」東京都立川市にある立川高校の天文気象部員が撮影し、『ターコイズフリンジ』という青い帯が現れた皆既月食の写真が、Xで大反響を呼びました。同部のXアカウント(@tamc_net)の投稿を紹介します。
- 出典
- 国立天文台
宇宙の雄大さ、美しさ、神秘性を地球にいながら目視できる、天体ショー。
雲の少ないタイミングで夜空を見上げると、無数の星のほか、太陽の光を反射して強い輝きを放つ月が目に入ります。
毎日少しずつ形を変えて、地球を見守るように夜空で輝く月。しかし時には、影がかかることで赤銅色になることもあるのです。
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地球の影が重なることによって月が暗くなり、欠けたように見える現象を『月食』といいます。
2022年11月、月全体が影に覆われる皆既月食を見ることができるのだとか!
2022年11月8日、皆既月食と天王星食を観測しよう!
国立天文台によると、皆既月食が起こるのは2022年11月8日。夕方ごろから、日本全国で観測することができるのだそうです。
皆既月食の最大は、19時59分とされています。それから徐々に部分食が終わりに向かい、21時49分ごろに元に戻るのだとか。
多くの地域で月の高度がある程度高くなる時間帯に、皆既月食が始まるため、全国的に観測しやすいといいます。
出典:国立天文台
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出典:国立天文台
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また、今回はなんと月が天王星を隠す天王星食も同時に起こるのだとか!
6等級の天王星は光が弱く、夜空の条件がいい場合でも観測するのが難しいため、同時に天王星食も見たい人は、双眼鏡などを用意したほうがよさそうです。
国立天文台によると、皆既食中で月の光の影響が少ないため、比較的見付けやすいといいます。
出典:国立天文台
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皆既月食と天王星食を同時で観測できるのは、とても珍しいこと。
前回、日本で皆既食中に惑星食が起こったのは、なんと442年前である1580年の土星食です。
また、次回日本で同様の現象を観測できるのは、322年後の2344年と予想されています。
今回を見逃したら、次はないといえるでしょう。この日は、夜空を見上げてみてはいかがでしょうか!
[文・構成/grape編集部]