調味料と漂白剤で生花を長持ちさせる方法に「驚いた!」
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お祝いなどでもらうと嬉しい生花。
特に色鮮やかな切り花や豪華な花束をもらった時は、「せっかくの贈り物だから、きれいな状態で長く飾っておきたい!」と思う人も多いでしょう。
本記事では、生花を長持ちさせるための裏技を紹介します!
切り花が枯れる原因は?
切り花が枯れてしまう原因として挙げられるのは、カビや細菌の繁殖。
切り花は茎の切り口から水を吸い上げるため、花瓶の水が汚れていると雑菌が繁殖し、うまく水を吸い上げられなくなってしまうのです。
では、雑菌を繁殖させないためにはどうすればよいのでしょうか。
一般的な生花のお手入れ方法である、水の入れ替えや、茎の切り直しのほか、花瓶の水に殺菌効果のあるものを加えるやり方もあります。
例えば、漂白剤は殺菌効果のある塩素が入っているので、水に入れると細菌の繁殖を抑制することができます。
酢も殺菌効果があるので効果的。ほかにも、食器用洗剤や砂糖なども長持ちの効果があるといわれています。
果たして本当に効果があるのでしょうか。実際に切り花を購入して検証してみました!
最も殺菌効果があるのは…どれだ!?
検証に使った花は、スイトピー。花の数は5つ、色は枯れ具合が分かりやすいよう、白を選びました。
比較するのは、以下の5種類です。
1.水道水200mlのみ。
2.お酢3滴を加えたもの。
3.中性洗剤1滴を加えたもの。
4.漂白剤1滴を加えたもの。
5.漂白剤1滴と、きび砂糖1gを加えたもの。
砂糖は植物の栄養になるため花の長持ち効果がありますが、同時に雑菌のエサにもなるのです。そのため、雑菌の繁殖を抑える漂白剤とともに入れています。
水中における雑菌の繁殖予防の効果を確認したいので、あえて、水の入れ替えや茎の切り直しを一切やらずに、風通しがよく直射日光の当たらない涼しい場所で2週間様子を見てみました!
写真は、左から1、2、3、4、5と並べています。
はじめの5日間は変化なしでしたが、6日目についに変化が…!
1の一番下の花がしおれてきました。やはり水道水だけの花が、一番最初に元気がなくなるようです。
さらに2日後の8日目には、3の中性洗剤が枯れてきました。
11日目には、4の漂白剤以外、すべて枯れ始めました。5の漂白剤と砂糖に関しては、茎の周りにカビらしき白い物体が付着し始め、一番上の花が落ちてしまっています。
14日目の検証最終日。検証では漂白剤を入れただけの3が最も長持ちし、酢も効果的だという結果になりました。
個人的には、水道水のみの1が一番早く枯れ始めるのは予想通りでしたが、最終的に中性洗剤や砂糖のほうがしおれるという結果は驚きでした!
先述したとおり、水の入れ替えや茎の切り直しは行わずに検証しましたが、これらの工程を加えてみると、また違う結果になるかもしれませんね。
みなさんも生花を購入したり、プレゼントされたりした際には、この結果を参考に長持ちさせてみてはいかがでしょうか!
[文/キジカク・構成/grape編集部]