千葉県に伝わる謎の言葉「パンザマスト」 それを聞くと子供たちがいっせいに…
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「パンザマスト」。この言葉を知っている人はどれくらいいるでしょうか。
ほとんどの人が「聞いたことがない」「知らない」「パントマイムかなにか」と思っているはず。しかし日本のある地域には、この言葉にピンとくる人たちがいるのです。
それを聞くと子供たちが…
Twitterで「パンザマスト」と検索してみると、こんな声が見つかりました。
「なんて懐かしい響き…」
「子供のころはパンザマストで悲しい気持ちになったな」
「パンザマストが鳴ると、友達がいっせいにいなくなった」
なんだか、パンザマストから切なげな雰囲気が漂いますね。
「そもそもパンザマストは鳴るものなのか」と疑問が浮かぶと思いますが、ご想像の通りパンザマストは鳴るもので、さらには子供を去らせるパワーを持っているのです。
パンザマストの正体は『夕焼け小焼け』
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そもそもパンザマストとは、防災行政無線を取り付ける柱や設備を指す用語で、「パンザーマスト」が正式な呼び方です。それが千葉県柏市では、防災行政無線から流れる童謡『夕焼け小焼け』を指す言葉として認知が広まっています。これが定着した背景には、昭和56年に市内の小学校6年生女児が殺害された事件が深く関わってました。
同市では事件以降、日没時刻に合わせて防災行政無線で『夕焼け小焼け』を流し始めます。「外で遊んでいる子は家に帰る時間ですよ」と子供たちに帰宅を促す合図として放送するようになったのです。そのうちに、曲自体がパンザマストと呼ばれるようになったといわれています。
大人になって聴くと泣きそうになる
なにを隠そう筆者も柏市の出身なのですが、よく母から「パンザマストが鳴ったら帰っておいで」と言われていて、当たり前のように使っていました。大人になって柏市以外では通じないと知った時、驚愕したのを覚えています。
実際、SNSにも「みんなが知らなくてびっくり!」「柏市民だけの合言葉だったのか」と驚きの声が多数。
なかには「大人になって聞いたらうっかり泣きそうになった」「懐かしくてほっこり」という声も。筆者もあらためてYouTubeで聴いてみると、子供の頃を思い出しうるうるしてしまいました…。恐るべし、パンザマストの力。
[文・構成/grape編集部]