警察庁が自殺者数を公表 増加傾向に、悲しみの声 By - grape編集部 公開:2023-03-15 更新:2023-03-15 自殺 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 毎年3月は、自殺対策強化月間であることを知っていますか。 厚生労働省は、相談支援体制の拡充や相談の呼びかけなど、自殺防止に向けた啓発活動を実施しています。 自殺者数の増加 2023年3月14日、警察庁は2022年の自殺者数の確定値を公表しました。 男性の自殺者数は13年ぶりに増加。女性に関しては、3年連続で増加しています。 小中高生の自殺者数は、暫定値で512人、確定値で514人と過去最多でした。 「子供の自殺が過去最多」 文科省の発表が衝撃すぎる 「これが日本の現実」「そりゃ出生数も落ちるわ」 女性の自殺者数が年々増加していることが問題視されていますが、2022年の男性の自殺者数は、女性のおよそ2.1倍で1万4千746人。性別に関わらず、国として大きな問題であることに違いありません。 ネット上では、「少子化問題に加えて、自殺者数の増加もあるのか…」「さまざまな理由があれど、悲しいことだな」という声が上がりました。 2003年をピークに、減少傾向にあった日本の自殺者数ですが、新型コロナウイルス感染症の流行以降は増加傾向。厚生労働省自殺対策推進室は「影響の分析を深めていく」としています。 誰もが相談できる環境に 自殺者数が増加傾向にある中行われている、自殺対策の強化。 厚生労働大臣は、悩みを持つ人に向けたメッセージを、同省のウェブサイトに掲載しています。 悩みをお持ちの方、困っている方は、どうか一人でかかえこまないでください。まずはご家族やご友人、職場の同僚など、身近な人に相談してみてはどうでしょうか。 また、身近な人に話しづらい時には、悩みや困りごとの内容に応じた電話やSNSでの相談窓口もあるので、どうぞお気軽にご利用ください。 人に話してみることで、気持ちが楽になるのではないでしょうか。 ご家族、ご友人、同僚など、身近な人の様子がいつもと違うと感じた場合には声をかけてみましょう。声をかけあうことで、不安や悩みを少しでもやわらげることができるかもしれません。 あなたの声かけを待っている人がいます。 厚生労働省 ーより引用 同時に、同省のウェブサイトでは、対面でない形式で相談ができる電話相談窓口や、SNSを使用したオンラインチャットでの相談窓口を紹介しています。 まもろうよこころ ほかにも、関係府省庁、自治体、関係団体がさまざまな自殺防止に向けた活動を行っていますが、このことが周知されているとはいえないのが現状です。 また、心理的なハードルの高さから、自殺を考えている人が、身近な人や各種窓口に相談することは、簡単なことではありません。 自殺者数が増加の一途をたどらないようにするためには、悩みを抱える当事者が相談しやすい環境を、人々が当事者意識を持って整えていくことが重要なのではないでしょうか。 厚生労働大臣のメッセージにもあるように、「人に話してみることで気持ちが楽になる」という経験をしたことがある人は、少なからずいるでしょう。 私たち一人ひとりが、悩みを抱えている人の変化に気付いたり、耳を傾けたりすることが、誰かを救う手助けになるかもしれません。 悩みの内容によっては、自治体などの窓口につなげることも、私たちにできることの1つです。 [文・構成/grape編集部] 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 出典 厚生労働省/警察庁 Share Post LINE はてな コメント
毎年3月は、自殺対策強化月間であることを知っていますか。
厚生労働省は、相談支援体制の拡充や相談の呼びかけなど、自殺防止に向けた啓発活動を実施しています。
自殺者数の増加
2023年3月14日、警察庁は2022年の自殺者数の確定値を公表しました。
男性の自殺者数は13年ぶりに増加。女性に関しては、3年連続で増加しています。
小中高生の自殺者数は、暫定値で512人、確定値で514人と過去最多でした。
「子供の自殺が過去最多」 文科省の発表が衝撃すぎる 「これが日本の現実」「そりゃ出生数も落ちるわ」
女性の自殺者数が年々増加していることが問題視されていますが、2022年の男性の自殺者数は、女性のおよそ2.1倍で1万4千746人。性別に関わらず、国として大きな問題であることに違いありません。
ネット上では、「少子化問題に加えて、自殺者数の増加もあるのか…」「さまざまな理由があれど、悲しいことだな」という声が上がりました。
2003年をピークに、減少傾向にあった日本の自殺者数ですが、新型コロナウイルス感染症の流行以降は増加傾向。厚生労働省自殺対策推進室は「影響の分析を深めていく」としています。
誰もが相談できる環境に
自殺者数が増加傾向にある中行われている、自殺対策の強化。
厚生労働大臣は、悩みを持つ人に向けたメッセージを、同省のウェブサイトに掲載しています。
同時に、同省のウェブサイトでは、対面でない形式で相談ができる電話相談窓口や、SNSを使用したオンラインチャットでの相談窓口を紹介しています。
まもろうよこころ
ほかにも、関係府省庁、自治体、関係団体がさまざまな自殺防止に向けた活動を行っていますが、このことが周知されているとはいえないのが現状です。
また、心理的なハードルの高さから、自殺を考えている人が、身近な人や各種窓口に相談することは、簡単なことではありません。
自殺者数が増加の一途をたどらないようにするためには、悩みを抱える当事者が相談しやすい環境を、人々が当事者意識を持って整えていくことが重要なのではないでしょうか。
厚生労働大臣のメッセージにもあるように、「人に話してみることで気持ちが楽になる」という経験をしたことがある人は、少なからずいるでしょう。
私たち一人ひとりが、悩みを抱えている人の変化に気付いたり、耳を傾けたりすることが、誰かを救う手助けになるかもしれません。
悩みの内容によっては、自治体などの窓口につなげることも、私たちにできることの1つです。
[文・構成/grape編集部]