「こんなに変わるとは」 ニューバランス996のインソールを交換して驚いた
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さまざまなコーデに合わせやすく、『New Balance(ニューバランス)』の定番ともいわれている996。
特にCM996は、美しいフォルムながら大量生産されているアジア製のため、価格も購入しやすく人気のモデルとなっています。
オンロードでのランニングシューズとして開発されているので、履き心地もいいのですが、最新のランニングシューズと比べると、やはりクッション性は心もとないものといえるでしょう。
それでも「デザインが好きで996を履きたい!」という時に役立つのが、インソールの交換です。
ニューバランスのCM996を履く時に、インソールの交換は必須なのでしょうか。コスパがいいとウワサのニューバランス純正のランニング用インソール『サポーティブリバウンドインソール LAM35689(旧RCP280)』を買って、実際に履き心地を確かめてみました。
ニューバランスの996の履き心地は? インソールの交換は必要?
結論からいうと長距離の移動やスポーツなどの用途でCM996を履くなら、インソールの交換はしたほうがいいといえるでしょう。
まずはインソールを交換しない、そのままのCM996の履き心地から見ていきます。
ニューバランスの996のインソール:純正の履き心地
ニューバランスのCM996のミッドソールは、従来のソールよりも軽い素材を用いた『C-CAP』を採用。軽量なため、とても履きやすいのですが、クッション性で見た時はそれほど有能とはいえません。
とはいえ、ミッドソールは交換のしようがないので、クッション性をよくするにはインソールでなんとかしなければならないでしょう。
CM996に最初から入っている純正のインソールを見ると、このような感じです。
それほどの厚みはなく、一般的なインソールとそれほど代り映えはないように感じます。
では、実際にCM996を履いて散歩をしてみると、どのような履き心地なのでしょうか。
そのままのインソールでしばらく試してみましたが、通勤や散歩など、日常的な使い方をしている限りでは履き心地に問題はありません。
むしろカジュアルからきれい目まで、さまざまなコーデに合わせられるデザインなので、使い勝手はいいといえます。
しかし、ランニングや運動をする時に履いてみると、クッション性の足りなさを実感。
数km走った感想としては、足の裏に結構な衝撃を受け、疲労がたまっているように感じました。
また、激しい動きをすると靴の中で足が多少滑るような感覚もあります。
デザインがいいだけに、ちょっとした使いにくさがもったいないといえるでしょう。
ニューバランスの996のインソール:サポーティブリバウンドインソール LAM35689の履き心地
続いてランニング用インソール『サポーティブリバウンドインソール LAM35689(以下、LAM35689)』に交換。どのような特徴があるのでしょうか。
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一番の特徴といえば、ヒールの部分にニューバランスが誇るテクノロジーの1つ『ABZORB(アブゾーブ)』が取り入れられていることです。
アブゾーブはクッション性や反発性に優れた素材で、着地時の衝撃を軽減してくれます。
また、インソールの裏面全体に高反発EVAを搭載しているため、快適な蹴りだしをサポートしてくれるようです。通気口があるため、熱を逃がしてムレを防ぐ効果も。
まず履き替えてみた感想は、全体的にクッション性が増しており、特にアブゾーブのあるヒール部分に柔らかさを感じました。
とはいえ、多少柔らかくなっている程度です。「あまりインソールを交換しても意味がないのでは?」と思わせる履き心地。
しかし、長時間歩いてみると、その違いがはっきりと感じられました。足の疲れ方が段違いなのです!
LAM35689がしっかりと歩行時の衝撃を吸収してくれるため、足裏の疲れがかなり楽になりました。
さらにオレンジ色のTPUスタビライザーという、カカトと土踏まずを支えるアーチが搭載されているので、安定感があり、歩くのも楽になります。
普段使いでも十分に違いを感じるインソールの交換ですが、実力を発揮したのはやはりランニングなどの運動をした時です。
着地時の衝撃をアブゾーブがしっかりと吸収してくれるので、かなり走りやすくなっているように感じます。
また、LAM35689の表面には『ナノフロント』という、髪の毛の7500分の1の断面積を誇るポリエステル繊維が使われており、通常繊維の数十倍の表面積がグリップ力を発揮。
激しい動きをしても靴の中で足がずれることを防いでくれるのです。
インソールを交換したことで、かなり動きやすくなりました!
これほどの恩恵を受けながら、LAM35689は2200円で購入することができるので、かなりコスパがいいといえるでしょう。
CM996を履いて長距離の移動をする人、ランニングなどの運動をする人はインソールの交換をおすすめします。
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ニューバランス996のインソールとLAM35689を比較すると
最初から入っているインソールとLAM35689の違いを細かく見ていきましょう。
ニューバランス996のインソールとLAM35689を比較:表面
まず表面の違いです。
左がLAM35689
LAM35689の表面には、先述したようにナノフロントが使われているため、しっかりとしたグリップ力を発揮。
また、つま先部分には通気口があいているので、通気性も確保されています。
ニューバランス996のインソールとLAM35689を比較:裏面
裏面を見てみるとこのような感じです。
右がLAM35689
全体的に高反発EVAを搭載しているLAM35689。一番の違いは、なんといってもアブゾーブを搭載しているヒール部分でしょう。
履き心地の違いをはっきりと実感できる機能です。
ニューバランス996のインソールとLAM35689を比較:側面
側面から見ると、つま先部分はそれほど厚みに違いがみられません。
ただ、LAM35689はTPUスタビライザーという、カカトと土踏まずを支えるアーチを搭載しているため、ヒールにかけて厚みが増しています。
また、このTPUスタビライザーがあるため、しっかりと足にフィットしてくれるのです。
LAM35689
標準インソール
このおかげでかなり履き心地もよくなっているように感じます。
ニューバランス996のインソール まとめ
わずか2200円で劇的な違いを発揮した、ニューバランスのインソールLAM35689。
CM996を履いて長距離の移動や運動をする人は、交換したほうがいいといえるでしょう。
LAM35689の特徴
・全面に高反発EVAを使用。
・ヒール部分にアブゾーブ搭載で、クッション性増。
・表面のナノフロントでグリップ力を発揮。
・TPUスタビライザーで足にフィット。
ちなみにLAM35689は、6つのサイズで展開されています。
LAM35689のサイズ
XSサイズ:21.5~22.5cm
Sサイズ:23~24cm
Mサイズ:24.5~25.5cm
Lサイズ:26~27cm
XLサイズ:27.5~28.5cm
2XLサイズ:29~30cm
自分の足のサイズに近いものを購入し、はみ出した分は型紙に合わせて切りましょう。
筆者は27cmだったので、Lサイズをそのまま入れて使用することができました。
CM996の見た目は好きだけど、「クッション性はいまいち」と感じている人は、ぜひインソールの交換をしてみてくださいね。
その履き心地の違いにきっと感動しますよ。
[文・構成/grape編集部]