アンチョビの代用におすすめの食材8選!注意点やおすすめレシピも紹介 By - grape編集部 公開:2023-08-03 更新:2023-08-03 Share Post LINE はてな コメント 「アンチョビを買い忘れてしまったから自宅にあるもので代用したい」「アンチョビを使った料理を作りたいけれど近くのスーパーで売っていない」とお悩みの人も多いでしょう。 アンチョビはパスタやアヒージョなどによく使われており、独特な香りがクセになる食材です。買い置きしていなかったり、近くのスーパーに売っていなかったりして、使いたい時に手元になくて困ってしまう人もいるでしょう。 そこで本記事では、アンチョビの代用で使える食材を紹介します。代用食材を使ったおすすめレシピも紹介するので、アンチョビが手元になくてお困りの人はぜひ参考にしてください。 目次 1. アンチョビの代用におすすめの食材8選1.1. オイルサーディン1.2. ツナ缶+ナンプラー1.3. ツナ缶+塩麹1.4. イカの塩辛1.5. サバの水煮缶1.6. XO醤(エックスオージャン)1.7. 魚醤(ぎょしょう)1.8. かつお節2. アンチョビをほかの食材で代用する際の注意点3. アンチョビ代用品で作るおすすめレシピ3選3.1. アヒージョ3.2. バーニャカウダ3.3. パスタ4. アンチョビの作り方5. アンチョビの代用品を活用して、おいしいアンチョビ風料理を作ろう アンチョビの代用におすすめの食材8選 アンチョビは、生のイワシを塩漬け・発酵させてオイルに浸した食材。塩気が強く、独特の風味があるのが特徴です。アンチョビが自宅にない場合は、ほかの食材で代用できます。ここでは、アンチョビの代用として使える食材を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。 オイルサーディン アンチョビとオイルサーディンには、2つの共通点があります。イワシから作られていることと、オイル漬けされていることです。しかし、両者は作り方が異なります。 イワシが加熱されているかどうか イワシを塩漬けする期間の長さ アンチョビを作る際は、生のイワシを塩漬け・発酵させます。一方で、オイルサーディンを作る時はイワシを熟成させません。食塩水に1時間ほど浸してから油で加熱するため、アンチョビよりも塩味や魚の独特な香りが弱いのが特徴です。 オイルサーディンをアンチョビの代用品として使う場合は、塩を追加して好みの味に調整しましょう。 ツナ缶+ナンプラー アンチョビと原料は異なりますが、マグロやかつおなどの魚から作られるツナ缶も代用品として使えます。水煮よりもオイル漬けされているツナ缶のほうがおすすめです。 イワシなどの小魚を塩漬けして発酵させた時にできる調味料のナンプラーも加えると、さらに風味が増します。ナンプラーは塩気が強いため、味見をしながら少しずつ追加するのがポイントです。ナンプラーもない場合は、塩で塩味をプラスしましょう。 ツナ缶+塩麹 アンチョビの代用品として、ツナ缶と塩麹を組み合わせるのもおすすめ。塩麹とは、以下の3つの材料を発酵させて作られた調味料です。 米麹 塩 水 塩麹を使うと、ツナ缶にはない塩気と発酵食品の風味とコクをプラスできます。アンチョビ特有の香りや風味は少ないものの、魚臭さが苦手な人にはおすすめの組み合わせ。ツナ缶はすでに細かく身がほぐれているため、手軽に料理に使えるのも嬉しいポイントです。 イカの塩辛 イカの塩辛もアンチョビの代用品としておすすめの食材です。以下の材料を発酵させて作れます。 イカの身 イカの内臓 塩 原料が違うためアンチョビ特有の風味にはなりませんが、塩気があり発酵させたことによる旨味が詰まっています。また、イカの塩辛はアンチョビとは異なり、オイル漬けされていません。 そのため、オイルを使う料理にイカの塩辛を使うのがおすすめです。パスタや炒めものなどに、アンチョビの代わりとして使ってみてはいかがでしょうか。 サバの水煮缶 サバの水煮缶は、青魚であるサバが原料です。アンチョビに使われているイワシも青魚のため、サバの水煮缶も代用品として使えます。塩で味付けされているサバ缶の水煮缶が多いですが、アンチョビほどの塩辛さはありません。サバの水煮缶で代用するなら、塩を追加して味を調整してみてください。サバの風味だけでは風味が足りないと感じる場合は、ナンプラーを少し加えてみましょう。 XO醤(エックスオージャン) XO醤とは、以下のような食材を使用した万能調味料です。 干し貝柱 干しエビ 金華ハム 唐辛子 にんにく しょうが イワシが原料に含まれないため、アンチョビとは風味が異なります。しかし、XO醤を使うと魚介の風味をプラスできます。XO醤だけでは風味が強すぎて料理の味わいを損ねてしまうなら使う量を調整し、塩を追加して塩味を調整しましょう。 XO醬は原料の産地などによりますが、調味料と比べて割高な可能性があります。また、常備していない家庭もあるでしょう。自宅にXO醬がないなら、ほかの代用品を活用してみてください。 魚醤(ぎょしょう) 魚醤とは、生魚を塩漬けして発酵させた時にできる液体の調味料です。魚の風味と旨味を持ち合わせており、塩気もあります。日本で有名な魚醤は以下のとおりです。 いしる しょっつる いかなご醤油 『いしる』の原料は、サバやイワシ、アジのような青魚です。 アンチョビに使われているイワシも青魚のため、似たような風味を料理にプラスできます。ただし、アンチョビと比べると和風の風味です。『しょっつる』は、ハタハタという魚を塩漬け・発酵させた調味料で、主に秋田県で作られています。製造過程で1〜2年熟成させるため、旨味が強いのが特徴です。 いかなごという魚で作られる『いかなご醤油』は、アンチョビと比べて発酵時間が長く、旨味が凝縮されているのが特徴です。アンチョビの発酵時間が1〜2か月であるのに対して『いかなご醤油』は6か月以上熟成されます。 また、アンチョビを作る過程でできる『ナンプラー』も魚醤の1つです。青魚から作られる魚醤をうまく活用し、風味豊かな料理に仕上げましょう。魚醤には脂質があまり含まれていないので、オイルを使う料理に使うのがおすすめです。 かつお節 自宅に常備していることが多いかつお節は、イワシと同じ青魚のかつおから作られています。ボイルしたかつおを乾燥させて作られるので、旨味成分が凝縮されているものの、アンチョビの特徴である塩辛さがありません。 アンチョビの代用品として利用する場合は、適当に塩を入れながら細かくすりつぶしましょう。かつお節は、ソースやトッピングとしての利用におすすめです。油分が少ないため、オイルを追加してもよいでしょう。 アンチョビをほかの食材で代用する際の注意点 アンチョビは塩漬けしたイワシを熟成させ、オイルに浸けた食品です。代用食材を使う時は、塩やオイルを加えて味を調整しましょう。しかし、工夫をしてもアンチョビとは異なる風味の料理に仕上がってしまいます。そのため、アンチョビをメインに使うレシピは避けて、以下のように活用するのがおすすめです。 トッピング ドレッシング ソース うまく活用できれば、もともとの食材のよさを引き立たせながらアンチョビ風味の料理を作れます。 アンチョビ代用品で作るおすすめレシピ3選 ここでは、アンチョビの代用食材を活用したレシピを3つ紹介します。作る際のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。 アヒージョ アンチョビの代わりにオイルサーディンを使うアヒージョのレシピを紹介します。材料は以下の通りです。 【材料(2人分)】 オイルサーディン:1缶 マッシュルーム:4個 ミニトマト:6個 にんにく:1かけ 唐辛子:1本 塩:小さじ1/2 オリーブオイル 150cc 以下の手順で作ります。 マッシュルームを縦半分に切り、にんにくは芯を取って薄切りにする。 唐辛子のヘタを切り落として種を取り除き、半分に切る。 フライパンに、にんにく・唐辛子・塩・オリーブオイルを入れ、にんにくの香りがするまで弱火にかける。 香りが立ったらマッシュルーム・ミニトマト・オイルサーディンを加え、2分間加熱する。 マッシュルームにしっかりと火が通るまで加熱するのがポイントです。お好みの食材を使って、自分だけのアヒージョを作ってみてもよいでしょう。 バーニャカウダ アンチョビの代わりにサバの水煮缶を使うバーニャカウダのレシピです。以下の材料を使います。 【材料(2人分)】 サバの水煮缶:30g にんにく:1/2房 牛乳:100cc+50cc オリーブオイル:大さじ3 塩:適量 お好みの野菜:好きなだけ ソースを作る手順は、以下の通りです。 芯を取ったにんにくと100ccの牛乳を弱火で15分ほど加熱する。 にんにくが柔らかくなったら牛乳を捨てる。 にんにくをフォークで潰す。 汁を切ったサバの水煮缶とオリーブオイルを加える。 ごく弱火にかけながらサバの身を潰す。 塩を加えて好みの味に調整する。 牛乳50ccを少しずつ加えながら、お好みの濃さになるまで煮込む。 ソースを作る際は、サバの水煮缶の汁をしっかり切っておきましょう。ソースが完成したら、熱々のうちにお好みの野菜と一緒に食べてみてください。 パスタ イカの塩辛アンチョビの代わりに使うトマトパスタのレシピを紹介します。材料は以下の通りです。 【材料(1人分)】 ◎オリーブオイル:大さじ2 ◎にんにく(みじん切り):2片 ◎玉ねぎ(みじん切り):1/4個 ◎イカの塩辛:大さじ1 トマト缶:1/2缶 砂糖:ひとつまみ パスタ:100g バター:5g ブラックペッパー:適量 トマトソースは、以下の手順で作ってみてください。 火にかける前に、フライパンに◎の材料を入れる。 玉ねぎとにんにくが薄く色づくまで弱火で炒める。 トマト缶と砂糖を加え、弱火で煮詰める。 パスタは、以下の手順でゆでましょう。 鍋に塩10gと水1ℓ入れて沸かす。 パスタを規定時間-1分ゆでる。 パスタをゆでたら、ソースが入っているフライパンに移し、バターを加えてさっと和えましょう。皿に盛り付け、適量のブラックペッパーをかけたら完成です。 ソースを作る際にイカの塩辛をじっくりと炒めると、臭みと苦味が和らぎ、甘みと旨味が強まります。 アンチョビの作り方 アンチョビは、以下の材料をそろえれば手作りできます。 イワシ(カタクチイワシもしくはマイワシ):適量 天然塩(あらじお):イワシの30~40%程度の重量 オリーブオイル:イワシがすべて浸かるだけ 手順は以下の通りです。 イワシの頭を落とし、内臓を取り除いて手開きにする。 骨を外したら3%の塩水で洗う。 水気をキッチンペーパーで取り除き、皮をむく。 蓋付きの保存容器の底に塩を振り、イワシが重ならないように並べる。 塩とイワシを順番に重ねる。 すべて保存容器に入れたら、イワシが見えなくなるまで塩をかぶせる。 ラップを密着させて冷蔵庫で1~2か月寝かせる。 イワシを取り出し、キッチンペーパーで水気を拭き取る。 清潔なビンにイワシを詰める。 全体が浸るようにオリーブオイルを入れる。 オリーブオイルを入れる際に、お好みで以下の材料も加えると、風味豊かに仕上がります。 ローリエ:1~2枚 粒こしょう:少々 赤唐辛子:1本 ニンニク(薄切り):1片 イワシを冷蔵庫で熟成させる際は、空気に触れないように注意しましょう。空気に触れると、イワシが酸化してしまうので要注意です。ラップの端を押さえ、イワシに密着させることがポイント。 また、オリーブオイルを入れる際は、イワシがしっかり浸かるようにします。オリーブオイルに浸かっていない部分があると、イワシにカビが発生したり、酸化したりするので要注意です。イワシが隠れる程度に、たっぷりとオリーブオイルを使いましょう。 アンチョビの代用品を活用して、おいしいアンチョビ風料理を作ろう アンチョビは、以下のようなさまざまな食材で代用可能です。 オイルサーディン ツナ缶+ナンプラー ツナ缶+塩麹 イカの塩辛 サバの水煮缶 XO醤 魚醤 かつお節 アンチョビを使った場合とは風味が異なりますが、それぞれの食材の特徴を引き立てられるように活用すると、料理がおいしく仕上がります。アンチョビの原料は、青魚の一種であるイワシです。そのため、青魚が使われた食材で代用すると、似たような風味に仕上がります。 また、アンチョビは塩漬けにして熟成させたイワシを、オイルに浸けた食品です。ほかの食品で代用するなら、塩やオイルを追加して味を整えましょう。代用食品をうまく活用し、アンチョビ風味の料理を作ってみてください。 [文・構成/grape編集部] クリスマスはこれで決まり! 東京ディズニーシーの『クリスマス限定サンド』が贅沢すぎて…【実食レポ】東京ディズニーリゾートで販売されているクリスマスのフードメニューを紹介しています。 【実食レポ】ディズニーランドの『クリスマス限定フード』に大満足! オムライスの上に?東京ディズニーリゾートで販売されているクリスマスのフードメニューを紹介しています。 Share Post LINE はてな コメント
「アンチョビを買い忘れてしまったから自宅にあるもので代用したい」「アンチョビを使った料理を作りたいけれど近くのスーパーで売っていない」とお悩みの人も多いでしょう。
アンチョビはパスタやアヒージョなどによく使われており、独特な香りがクセになる食材です。買い置きしていなかったり、近くのスーパーに売っていなかったりして、使いたい時に手元になくて困ってしまう人もいるでしょう。
そこで本記事では、アンチョビの代用で使える食材を紹介します。代用食材を使ったおすすめレシピも紹介するので、アンチョビが手元になくてお困りの人はぜひ参考にしてください。
アンチョビの代用におすすめの食材8選
アンチョビは、生のイワシを塩漬け・発酵させてオイルに浸した食材。塩気が強く、独特の風味があるのが特徴です。アンチョビが自宅にない場合は、ほかの食材で代用できます。ここでは、アンチョビの代用として使える食材を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
オイルサーディン
アンチョビとオイルサーディンには、2つの共通点があります。イワシから作られていることと、オイル漬けされていることです。しかし、両者は作り方が異なります。
アンチョビを作る際は、生のイワシを塩漬け・発酵させます。一方で、オイルサーディンを作る時はイワシを熟成させません。食塩水に1時間ほど浸してから油で加熱するため、アンチョビよりも塩味や魚の独特な香りが弱いのが特徴です。
オイルサーディンをアンチョビの代用品として使う場合は、塩を追加して好みの味に調整しましょう。
ツナ缶+ナンプラー
アンチョビと原料は異なりますが、マグロやかつおなどの魚から作られるツナ缶も代用品として使えます。水煮よりもオイル漬けされているツナ缶のほうがおすすめです。
イワシなどの小魚を塩漬けして発酵させた時にできる調味料のナンプラーも加えると、さらに風味が増します。ナンプラーは塩気が強いため、味見をしながら少しずつ追加するのがポイントです。ナンプラーもない場合は、塩で塩味をプラスしましょう。
ツナ缶+塩麹
アンチョビの代用品として、ツナ缶と塩麹を組み合わせるのもおすすめ。塩麹とは、以下の3つの材料を発酵させて作られた調味料です。
塩麹を使うと、ツナ缶にはない塩気と発酵食品の風味とコクをプラスできます。アンチョビ特有の香りや風味は少ないものの、魚臭さが苦手な人にはおすすめの組み合わせ。ツナ缶はすでに細かく身がほぐれているため、手軽に料理に使えるのも嬉しいポイントです。
イカの塩辛
イカの塩辛もアンチョビの代用品としておすすめの食材です。以下の材料を発酵させて作れます。
原料が違うためアンチョビ特有の風味にはなりませんが、塩気があり発酵させたことによる旨味が詰まっています。また、イカの塩辛はアンチョビとは異なり、オイル漬けされていません。
そのため、オイルを使う料理にイカの塩辛を使うのがおすすめです。パスタや炒めものなどに、アンチョビの代わりとして使ってみてはいかがでしょうか。
サバの水煮缶
サバの水煮缶は、青魚であるサバが原料です。アンチョビに使われているイワシも青魚のため、サバの水煮缶も代用品として使えます。塩で味付けされているサバ缶の水煮缶が多いですが、アンチョビほどの塩辛さはありません。サバの水煮缶で代用するなら、塩を追加して味を調整してみてください。サバの風味だけでは風味が足りないと感じる場合は、ナンプラーを少し加えてみましょう。
XO醤(エックスオージャン)
XO醤とは、以下のような食材を使用した万能調味料です。
イワシが原料に含まれないため、アンチョビとは風味が異なります。しかし、XO醤を使うと魚介の風味をプラスできます。XO醤だけでは風味が強すぎて料理の味わいを損ねてしまうなら使う量を調整し、塩を追加して塩味を調整しましょう。
XO醬は原料の産地などによりますが、調味料と比べて割高な可能性があります。また、常備していない家庭もあるでしょう。自宅にXO醬がないなら、ほかの代用品を活用してみてください。
魚醤(ぎょしょう)
魚醤とは、生魚を塩漬けして発酵させた時にできる液体の調味料です。魚の風味と旨味を持ち合わせており、塩気もあります。日本で有名な魚醤は以下のとおりです。
『いしる』の原料は、サバやイワシ、アジのような青魚です。
アンチョビに使われているイワシも青魚のため、似たような風味を料理にプラスできます。ただし、アンチョビと比べると和風の風味です。『しょっつる』は、ハタハタという魚を塩漬け・発酵させた調味料で、主に秋田県で作られています。製造過程で1〜2年熟成させるため、旨味が強いのが特徴です。
いかなごという魚で作られる『いかなご醤油』は、アンチョビと比べて発酵時間が長く、旨味が凝縮されているのが特徴です。アンチョビの発酵時間が1〜2か月であるのに対して『いかなご醤油』は6か月以上熟成されます。
また、アンチョビを作る過程でできる『ナンプラー』も魚醤の1つです。青魚から作られる魚醤をうまく活用し、風味豊かな料理に仕上げましょう。魚醤には脂質があまり含まれていないので、オイルを使う料理に使うのがおすすめです。
かつお節
自宅に常備していることが多いかつお節は、イワシと同じ青魚のかつおから作られています。ボイルしたかつおを乾燥させて作られるので、旨味成分が凝縮されているものの、アンチョビの特徴である塩辛さがありません。
アンチョビの代用品として利用する場合は、適当に塩を入れながら細かくすりつぶしましょう。かつお節は、ソースやトッピングとしての利用におすすめです。油分が少ないため、オイルを追加してもよいでしょう。
アンチョビをほかの食材で代用する際の注意点
アンチョビは塩漬けしたイワシを熟成させ、オイルに浸けた食品です。代用食材を使う時は、塩やオイルを加えて味を調整しましょう。しかし、工夫をしてもアンチョビとは異なる風味の料理に仕上がってしまいます。そのため、アンチョビをメインに使うレシピは避けて、以下のように活用するのがおすすめです。
うまく活用できれば、もともとの食材のよさを引き立たせながらアンチョビ風味の料理を作れます。
アンチョビ代用品で作るおすすめレシピ3選
ここでは、アンチョビの代用食材を活用したレシピを3つ紹介します。作る際のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
アヒージョ
アンチョビの代わりにオイルサーディンを使うアヒージョのレシピを紹介します。材料は以下の通りです。
【材料(2人分)】
以下の手順で作ります。
マッシュルームにしっかりと火が通るまで加熱するのがポイントです。お好みの食材を使って、自分だけのアヒージョを作ってみてもよいでしょう。
バーニャカウダ
アンチョビの代わりにサバの水煮缶を使うバーニャカウダのレシピです。以下の材料を使います。
【材料(2人分)】
ソースを作る手順は、以下の通りです。
ソースを作る際は、サバの水煮缶の汁をしっかり切っておきましょう。ソースが完成したら、熱々のうちにお好みの野菜と一緒に食べてみてください。
パスタ
イカの塩辛アンチョビの代わりに使うトマトパスタのレシピを紹介します。材料は以下の通りです。
【材料(1人分)】
トマトソースは、以下の手順で作ってみてください。
パスタは、以下の手順でゆでましょう。
パスタをゆでたら、ソースが入っているフライパンに移し、バターを加えてさっと和えましょう。皿に盛り付け、適量のブラックペッパーをかけたら完成です。
ソースを作る際にイカの塩辛をじっくりと炒めると、臭みと苦味が和らぎ、甘みと旨味が強まります。
アンチョビの作り方
アンチョビは、以下の材料をそろえれば手作りできます。
手順は以下の通りです。
オリーブオイルを入れる際に、お好みで以下の材料も加えると、風味豊かに仕上がります。
イワシを冷蔵庫で熟成させる際は、空気に触れないように注意しましょう。空気に触れると、イワシが酸化してしまうので要注意です。ラップの端を押さえ、イワシに密着させることがポイント。
また、オリーブオイルを入れる際は、イワシがしっかり浸かるようにします。オリーブオイルに浸かっていない部分があると、イワシにカビが発生したり、酸化したりするので要注意です。イワシが隠れる程度に、たっぷりとオリーブオイルを使いましょう。
アンチョビの代用品を活用して、おいしいアンチョビ風料理を作ろう
アンチョビは、以下のようなさまざまな食材で代用可能です。
アンチョビを使った場合とは風味が異なりますが、それぞれの食材の特徴を引き立てられるように活用すると、料理がおいしく仕上がります。アンチョビの原料は、青魚の一種であるイワシです。そのため、青魚が使われた食材で代用すると、似たような風味に仕上がります。
また、アンチョビは塩漬けにして熟成させたイワシを、オイルに浸けた食品です。ほかの食品で代用するなら、塩やオイルを追加して味を整えましょう。代用食品をうまく活用し、アンチョビ風味の料理を作ってみてください。
[文・構成/grape編集部]