「罰当たり?」「正しい捨て方は?」 正月飾りは何ゴミなのか、専門協会に聞いてみた
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※写真はイメージ

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- 出典
- 日本正月協会
役目を終えたお正月飾りは、神社へ持っていってお焚き上げをするのが一般的です。しかし、神社に持っていくタイミングを逃してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。
正月飾りを燃えるゴミで出せるのであれば楽ですが、なんとなく「罰当たりなんじゃないか」と不安でしょう。
そこで今回は、日本正月協会にインタビューをし、初月飾りの処分方法について聞いてみました。
燃えるゴミで処分しても問題ないが…
日本正月協会の担当者によると「燃えるゴミで処分しても問題ない」とのことでした。
「昔からお正月飾りは穢れを払う意味も込めて、燃やして処分する方法が一般的でした。燃えるゴミに出せば、結果的に燃やして処分することになるため問題はありません。
しかし、実は正月飾りのしめ縄に使われている稲わらは、畑の肥料として再利用できます。まだ利用できるものをゴミとして処分することは、古典的な『五穀豊穣』の考え方や、現代の『SDG’s』の考え方に反するため、あまりおすすめできません」
そのまま飾り続けても大丈夫
お正月飾りは、通常、神社へ持っていきお焚き上げや火祭りで燃やしてもらう方法で処分するのが一般的です。多くの家庭では、1月7〜12日ごろに取り外し、家で保管したり、神社に持ち込んだりする地域が多いようです。
では、もし神社のお焚き上げや火祭りでの処分ができなかった場合は、どうしたらいいのでしょうか。
「次の年末まで飾り続けても問題ありません。極端な例ですが、家庭の中で何か大きな災い事が起きた時にだけ、お正月飾りを飾り替え、それ以外はずっと飾り続けている方もいらっしゃいます」
「外さなければいけない」「処分しないといけない」という思いから、神社に持っていけないことで「どうしよう」と思ってしまいますが、そもそもずっと持っていていいものなのですね。
できる限り神社に持っていったほうがいい
日本正月協会へのインタビューによると「お正月飾りは燃やして処分すべきものなので、燃えるゴミに出しても問題はない」とのことでした。一方で、お正月飾りに使用する稲わらなどは、まだ利用価値があるため安易にゴミとして処分することはおすすめできません。
可能であれば、神社に持っていき、しかるべき方法で処分してもらうようにしましょう。神社に持ち込むタイミングを逃してしまった場合は、そのまま飾り続けても問題ありません。少し、気が楽になったのではないでしょうか。
これで安心して、お正月飾りを出すことができますね。
[文・構成/grape編集部]