新幹線が止まり車内で一泊 元日のジョージア大使一家を救った『お弁当』とは 「コレはありがたい」
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2024年1月1日に発生した、令和6年能登半島地震。
石川県能登地方を震源とし、日本海側を中心に多くの地域から家屋倒壊や地割れなどの被害が報告されています。
地震が起こったのが元日であったため、被害のあった地域に帰省や旅行をしていた人々も被災したほか、移動中の新幹線が立ち往生し、車内で長時間過ごす人も相次ぎました。
ジョージアの駐日大使一家が新幹線で一泊
ジョージアの駐日大使ティムラズ・レジャバ(@TeimurazLezhava)大使は一家で石川県金沢市に旅行するため、子連れで新幹線に乗っていたところ、地震により緊急停車。車内で1泊することになりました。
その時の状況を、X(Twitter)に投稿したところ、大きな反響が上がっています。
レジャバ大使は地震が発生して2時間ほど経った18時51分に「新幹線の中です。停車したまま復旧の目処は立っておりませんが、通信状況もあって元気です」と報告。
家族の写真とともに「安全を第一に、被害を受けたり救出を必要としていたりする地域を優先していただきたい」とつづっていました。
その後、車内販売のソフトドリンクが売り切れてしまっていることを投稿。
また、食料をほとんど持ってきていなかったため心配をしていたそうですが、なんと幸運にも『皇室よりたまわったお弁当』を持っていたといいます。
旅行に出発する前、皇居で行われた行事『新年祝賀の儀』に出席していたレジャバ大使。その際、配られたお土産の『おせち弁当』を持っていたため、子供たちのお腹を満たすことができたのです!
大人は多少我慢ができても、子供がお腹をすかせたまま何時間も狭い車内で過ごさなければならないのはつらいことでしょう。
レジャバ大使は「表現のしきれないありがたい気持ちでいただきます」と感謝を示しました。
結局、一家が乗っていた新幹線は最寄りの駅まで走った後、運転見合わせとなり、駅の周りのホテルも満室だったため、そのまま車内で一泊することになったそうです。
駅近くのコンビニエンスストアに行った際、まだ幼い娘さんは雪を少しだけ見ることができ、嬉しそうにしていたといいます。
本来は旅行先で雪を楽しめるはずでしたが、予想外の展開に見舞われてしまった、一家。
車内で夜を明かした後は新幹線から下りて臨時バスで長野駅へ向かい、無事に東京に帰ることができたそうです。
レジャバ大使は、駅員や周囲の乗客の温かい心遣いや、速やかな対応に感謝をつづるほか、被災地に向けてお見舞いのコメントも発信しています。
ご報告です。東京に戻ってきました。日本列島を脈打つようにしてつなげる新幹線という一本の線の上でほぼ24時間を過ごしました。
その際、多くの方に心こもったお言葉をいただきありがとうございます。震災によって今なお苦しむ方に心よりお見舞い申し上げます。
一連の投稿には、多くの励ましの声などが寄せられていました。
・小さな子供たちもいて大変でしたね。無事で何よりです。
・子供たちも長時間よく頑張った!またいつの日か、旅行のリベンジができるといいね。
・皇室のおせち弁当が非常食になるとは…!家族を空腹から救ったなら、皇室だって本望なはず。
・戻って来ることができて本当によかった。ゆっくり休んでください。
楽しい旅行の予定が一変してしまったレジャバ大使一家。しかし、周囲への感謝の気持ちを忘れず、被災者を気遣う投稿は人々の心に残ったようです。
被災地では、先の見えない状況の中で大変な想いをしている人たちが多くいます。被災者が暖かい場所で無事に過ごすことができ、これ以上の被害がでないようにと願ってやみません。
[文・構成/grape編集部]