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頬が落ちるほどに甘いお菓子は、口にするだけで幸せな気持ちになれます。
…しかし、好き放題に食べ続けてしまうと、摂取カロリーが高くなるほか、歯の健康に影響が生じることも。
しっかりと歯磨きができているなら問題ありませんが、甘いものを食べ続けた結果、虫歯に苦しめられてしまった…という人は少なくありません。
和菓子店にかかってきた、歯科医からの『注文』
栃木県真岡市で和菓子店『御菓子司 紅谷三宅』を営んでいる、三宅正晃(@beniyamiyake)さん。
同店では、状況によって特別な注文を請けることがあるのだとか。ある日、このような電話がかかってきたといいます。
「『は』の和菓子を作っていただきたいのですが…」
練り切りならば、いろいろなものをモチーフにした和菓子を作ることが可能。電話を取った三宅さんは、季節に合った『葉』の和菓子の注文かと思いながら、話を聞いていました。
しかし、話を進めていくうちに、それが勘違いだったことに気付いたのです。電話相手は『は』について、このように説明し始めたのですから…!
「そっちの『葉』ではないです。口の『歯』です」
どうやら、注文してきた人は歯科関係者だった模様。
三宅さんが『歯の和菓子』を作り、販売を開始したところ、購入するおよそ7割の人が歯科関係者だったのだそうです。
中には、大量注文をする歯科関係者も。歯磨きの大切さを広めるため、周囲の人に配っているのでしょうか。はたまた、関係者間でのプレゼント用かもしれませんね。
「甘いものは虫歯の元なのに?」と疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、この見た目ならば、食べ終わった後の歯磨きを忘れずに済むことでしょう。
ユニークかつ愛らしい『歯の和菓子』に、ネットからは絶賛する声と『いいね』が続出。
投稿はまたたく間に拡散され、「これは天才の発想!」「歯科医からの需要か!ヒザを打った」といった声が相次いでいます。
なお、これらの『歯の和菓子』は、店頭やオンラインショップにて取り扱っているとのこと。
時々出現する『当たり枠』のインレー(詰め物)仕様や、フッ素コーティングバージョンも作ることがあるのだそうです。
4月18日の『よい歯の日』や6月4日の『虫歯予防デー』、11月8日の『いい歯の日』にちなんで制作された、『歯の和菓子』。
この和菓子のように白くて美しい歯を保つため、おいしい味を楽しんだ後は、しっかりと歯磨きをしたくなること間違いなしです!
[文・構成/grape編集部]