戦争で心の傷を負った退役軍人 そこに寄り添う意外な動物とは…
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

「意味が分かるまで2分かかった」 夏季休暇の貼り紙に『重大なミス』と思いきや?ある夏の日、街を歩いていたモチコ(@mochicco69)さんは、目にした貼り紙に違和感を覚えました。書かれていたのは、夏季休暇のお知らせ。お盆の時期になると、多くの店や施設で目にするため、決して珍しいものではないでしょう。しかし、モチコさんは貼り紙のある部分を見てツッコミを入れざるを得なかったようで…。
戦場での悲惨な体験がきっかけとなり、心に傷を負い、PTSDと診断された退役軍人たち。
日々強い恐怖感や無力感に襲われる彼らが完全に回復するまでには、大変長い時間を有すると言われています。
彼らの心の傷を癒すのは…
しかし、彼らはまた昔と同じ日常に戻るため、医者の元に通いセラピーを受けたり、薬を使用した治療に励んでいます。
そして最近、そんな治療の一環としてアメリカで注目をあびているのが「狼セラピー」です。
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セラピーは、カリフォルニア州のフレイザー・パークにあるロックウッド動物救助センターが実施しているもの。
設立者は、自身も退役軍人であるマシュー・シモンズ氏。マシュー氏もまた、PTSDを患っていた過去があり、不眠やアルコール依存などに苦しんでいたそう。
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治療のために様々なセラピーを受けたものの効果がなく、そんな中でたどりついたのが「狼セラピー」だったのでした。
人間と同じように傷を負った狼や狼犬
施設には、50匹ちかくの狼や狼犬が保護されています。
オオカミと犬の雑種である狼犬はペットとして人気の種類。しかし、扱いきれなくなったという理由で捨てていく人が増えているのだそう。また、狼たちも悲惨な状況から保護されています。
そんな彼らは、人間と同じで心に傷を負っているのだといいます。
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両者で互いに傷を癒し合う
退役軍人たちは、狼たちとの交流を通して、相手を家族の一員として受け入れることができる気持ちの余裕や、自信をつけることができるのだそう。
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そんな彼らを狼たちは信用し、受け入れているからこそ、鼻先を頬にすりよせていきます。
その姿はとても愛くるしく退役軍人たちもまた、心から彼らの存在に癒されているように見えますね。