スチームアイロン使用後に忘れがちなのがコレ 「盲点だった」「注意します」
公開: 更新:

※写真はイメージ

水筒に絶対入れないで 企業の呼び掛けに「ダメだったのか…」「これはやりかねない」2025年5月1日、キッチン道具を製造、販売する和平フレイズ株式会社がXアカウント(@waheifreiz)を更新。『水筒に入れてはいけないもの』について、注意を呼びかけました。

「まず18℃に設定して…」 企業の呼びかけに「え、マジか」「すぐやる」電機メーカーの株式会社富士通ゼネラルが、Xアカウント(@FG_japan)がエアコンの試運転を呼び掛け。夏が来る前にやらないと?
- 出典
- HITACHI
蒸気の力でシワ伸ばしやちょっとした水濡れを乾かせるスチームアイロン。製品によっては使い終わった後にしばらく通電させることを推奨するタイプがあります。
使用後になぜそのようなことをする必要があるのでしょうか。
使用後に通電が必要な理由
本体に給水して使えるため、霧吹きいらずで便利なスチームアイロン。スーツや制服をはじめ、幅広い衣類や布製品に活用している人も多いでしょう。
使用後は熱が冷めるまで放置してから収納するというのが一般的ですが、中には「使用後は通電してから片付けて」という製品もあります。
家電メーカー・『HITACHI』(日立)でも、自社製品のスチームアイロンではそのような使い方を推奨していました。
使い終わったら早めに収納したいと考えそうなものですが、日立では一度高温にしながらの通電が必要とのことです。一体なぜなのでしょうか。
これは霧吹きを使わなくても使えるスチームアイロンの構造に理由がありました。
残った水が汚れの原因に
使用後には給水タンクの部分に残った水を捨ててから収納するものですが、サッと捨てただけではタンクに水分が残ってしまうことがあります。
「少しの量なら放置しておいても大丈夫じゃないの?」と思うかもしれませんが、例えばシンクを思い出してみてください。
拭き取らなかった水分がシンクで水アカになっていたり、雑菌が繁殖して黒くなってしまっていたことはありませんか。
スチームアイロンも同様で、タンクに水が残っているとカルキ成分が水アカになったり、それどころか雑菌が繁殖してしまったりすることがあるのです。
そんな状態のタンクにまた水を入れてスチームアイロンを使うと考えると、背筋が寒くなる人もいるのではないでしょうか。
つまり、使用後の高温での通電は衛生に関係する大切なお手入れということです。
故障につながることも
また、タンクに水が残っている場合、加熱部に水が入ってしまう可能性もあります。故障の原因になりかねないため、こちらを防ぐためにも最後の通電が必要です。
少し手間だと感じることも確かですが、衛生的に心配なく、そして故障を防ぎながら使うためにはぜひこのひと手間をプラスしてみてください。
便利なスチームアイロンも、衛生面や故障面の心配があっては十分に使いこなせません。日立の回答を参考に、「高温で通電してから本体を冷まし、収納する」という習慣を身につけましょう。
[文・構成/grape編集部]