ダイコンを切ったら中が青い コレって食べられる? 農水省の解説によると…
公開: 更新:

※写真はイメージ

ポケットティッシュはそのままカバンに入れないで! 持ち運び方に「正解コレ」ポケットティッシュがカバンの中で潰れてボロボロになっていたという経験は誰しもがあるのではないでしょうか。ポケットティッシュをグシャグシャにならずに持ち歩ける裏技を紹介します。

ペットボトルの底に磁石を入れて? 3時間後の結果に「次からコレ!」洗ったペットボトルを乾かす時、中だけがなかなか乾かず困ったことはありませんか。この悩みは、身近な『ある物』を使うとすっきり解決できます。牛乳パックを乾かす時にも使えるアイディアなので、ぜひチェックしてください。
- 出典
- 農林水産省
ダイコンを食べようとカットしてみたら、中が青くなっていて驚いた経験はありませんか。
保存方法に問題があったのか、そのまま食べても大丈夫なのか、不安を感じる人も多いでしょう。
農林水産省公式サイトの消費者相談コーナーより、ダイコンが青くなる秘密を解説します。
ダイコンの切断面が青くなる理由は原因不明!?
ダイコンをカットした時に中が青くなっている理由について、農林水産省の公式サイトでは以下のように説明しています。
ダイコンが青くなる現象は昔から知られていて、その原因は『アントシアニン』だと考えられてきました。
徐々に研究が進められる中で、ダイコンに含まれる青色色素には、アントシアニンにはない特徴が見られることが分かっています。
具体的な色素の種類やメカニズムについては、いまだに解明されていません。
ダイコン収穫時にこの現象は発生していないため、出荷時に問題を把握できないという特性があります。
外見からは判別できず、カットして初めて分かるため、消費者や業者からクレームを寄せられる原因にもなっているようです。
ダイコン生産者にとっても由々しき問題であり、現在も問題解決のための品種改良が進められています。
ダイコンをおいしく食べるための対策とは
農林水産省の公式サイトが推奨しているのは、ダイコンを新鮮なうちに食べ切ることです。
できるだけ鮮度のよいものを、食べ切れるぶんだけ購入するとよいでしょう。
※写真はイメージ
ダイコンが新鮮かどうかを見極めるためには、以下のようなポイントに注目してみてください。
・色が白く表面にハリがある
・みずみずしくずっしりしている
・葉がシャキッとしている
・葉がカットされた部分が芯まで緑色をしている
これらの条件に合うダイコンを購入したら、自宅で保管する際にも注意が必要です。
ダイコン青変症は20℃以上で保管すると発生するリスクが高まるといわれています。新聞紙で包みポリ袋に入れたら、冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。
また中が青くなってしまっても、すぐに処分する必要はありません。
食感や味の変化は、加熱調理することでカバーしやすくなります。味噌や醤油で濃いめの味付けの煮物や炒め物にすれば、色の変化も目立ちにくくなるはずです。
ダイコンを切り、中が青くなっていたとしても、食べるのに問題はありません。
調理法を工夫すれば、最後までおいしく食べ切れるでしょう。また購入時や保管時に気を付けることで、青変症を予防しやすくなります。
農林水産省の公式サイト情報を参考にして、おいしいダイコン料理を味わってみてください。
[文・構成/grape編集部]