ビジネスや日常生活で起こりやすい『ジレンマ』の意味とは?類語や代表例も解説!
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誰もが一度は耳にしたことのある言葉、『ジレンマ』。聞き覚えはあっても、意味を正確に理解していない人もいるのではないでしょうか。正しい使い方を知らないと、『ジレンマ』を活用できないでしょう。
本記事では、『ジレンマ』の意味や言い換え可能な類語、代表的な事例について解説しています。
本記事を参考に、ビジネスに限らず日常生活でも起こりやすい『ジレンマ』について理解を深め、適切に利用してみてください。
『ジレンマ』とは
※写真はイメージ
『ジレンマ』の意味や言い換え表現を、使い方の例文を交えて解説します。
『ジレンマ』の意味
『ジレンマ』の語源はギリシャ語で、『仮説として立てた2つの事柄』を意味する言葉のようです。双方が互いに反して食い違っていたり、つじつまがあっていなかったりする状態を表しています。
現在は、2つの事柄のどちらを選んでも、不利益や損する可能性を含んでいる意味合いで使われているようです。
『ジレンマ』は、2つの事柄の間に挟まれ、どうするべきか決めかねている状態といえるでしょう。
『ジレンマ』を使った例文
『ジレンマ』を使った例文を紹介します。フレーズごとに意味を理解し、実際に活用してみてくださいね。
『ジレンマに陥る』
『ジレンマに陥る』は、『ジレンマ』を用いた文章で使われる頻度が高い表現といえるでしょう。『陥る』は、決してよい方向とはいえない状態に入ってしまっているのを意味する表現です。
『ジレンマに陥る』を用いると、2つの事柄の片方を選択できずに抜け出せないありさまを表せます。活用例は、以下の通りです。
【例文】
『ジレンマを抱える』
『抱える』には包み込むなどの意味がありますが、現時点で手に負えない重荷になるようなものを持っている様子も表します。『ジレンマを抱える』は、選択できない事柄を負わされて現在も葛藤し続けている状態といえるでしょう。
【例文】
『ジレンマを解消する』
消失する、解決するなどの意味合いを持つ『解消する』を使うと、2つの選択肢のどちらに決めても不利益や損を被らない状況を表せます。以下に挙げた例を参考にして、活用しましょう。
【例文】
『ジレンマ』の類語
『ジレンマ』はどのような言葉に言い換えできるのか、類語をいくつかご紹介します。
『板挟み』
意見が一致しない両者に挟まれ、どちらの意見にも添えず身動きの取れない状態が『板挟み』です。『ジレンマ』が2つのうち1つを選べないありさまであるのに対し、『板挟み』は1つを選ぶ余裕もない状態を表しています。
【例文】
『窮地』
『窮地』は、切迫した状況を表した言葉です。改善する手段も尽き、困り果てたありさまといえるでしょう。選択肢がある『ジレンマ』に対し、『窮地』は場合によっては選択するものすらない状態にある意味合いで使われます。
【例文】
『葛藤』
異なる事柄間で生じる状況や心情の中で、選択しなければならないことに悩むありさまを『葛藤』と呼びます。『ジレンマ』に比べてより苦悩が強調されるのが、『葛藤』といえるでしょう。『葛藤』の活用例は、以下の通りです。
【例文】
代表的な3つの『ジレンマ』
※写真はイメージ
最後に、代表的な『ジレンマ』を3つ紹介します。
『囚人のジレンマ』
1つ目は、『囚人のジレンマ』です。社会的ジレンマとも呼ばれており、代表的なゲーム理論のモデルといわれています。互いに利害が生じる関係性の間柄で、双方に不利益にならない最善の行いを決定するための考え方がゲーム理論です。
双方に利益があると理解していても、自分に恩恵がある行動を選んでしまう場合もあります。自分優位の行動の結果、どちらにとっても得とはいえない状況に陥るのが『囚人のジレンマ』です。
『イノベーションのジレンマ』
『イノベーションのジレンマ』は、アメリカの大学教授のクレイトン・クリステンセンが唱えた経営理論です。業界トップの企業であろうとも、革新的な技術を前にしてはその地位から転落してしまう恐れがあることを表しています。
『イノベーションのジレンマ』は、さまざまな企業で起きている事象です。すでに市場で結果を出し続けている企業は、成功体験にとらわれ既存事業に依存してしまいやすいといえます。
顧客からの満足が得られていれば、新たな技術を採り入れた開発や投資へ参入しない可能性もありますよね。
結果『イノベーションのジレンマ』により、既存市場のシェアすらも減少に転じていくリスクがあるといえるでしょう。
過去の成功や目先の利益にとらわれず、顧客が何を求めているのかを正確に認識し吸収していく企業体制。積極的に新たな技術を採り入れたり投資したりする姿勢が、『イノベーションのジレンマ』の回避に必要な要素のようです。
『ヤマアラシのジレンマ』
『ヤマアラシのジレンマ』は、良好な関係を築こうと互いに近付きすぎると傷付けしまうため、一定の距離を保ち近付かない状況を指します。なぜ『ヤマアラシのジレンマ』と呼ばれているのでしょうか。
由来は、ドイツの哲学者であるアルトゥル・ショーペンハウアーの寓話とされています。『ヤマアラシのジレンマ』は、家族や恋人、上司や同僚との関係性など人間関係の繊細さや難しさを表しているといえるでしょう。
『ジレンマ』の意味を理解し使いこなそう
本記事では、『ジレンマ』の意味や言い換え表現と代表的な3つの事例を解説しました。『ジレンマ』は、2つの選択肢のどちらに決めてもマイナスとなる可能性がある状態を表した言葉です。
選択を迫られる『ジレンマ』は、ビジネスシーンでも日常生活でも起きやすいといえます。活用される場面も多く、言い換え表現も含めて言葉の意味を正確に理解しておく必要があるでしょう。本記事を参考に『ジレンマ』への理解を深め、適切に活用してくださいね。
[文・構成/grape編集部]