被災地に千羽鶴はいらないの声に議論 「善意を踏みにじるな!」と怒る人も
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「たかが30cm」「津波しょぼい」に憤りの声 「絶対に侮っちゃいけない」日本各地で津波警報が発表された2025年7月30日。実際に到達した津波に対し「30cmの津波なんてしょぼい」などという声が上がって…?

津波のスピードは『ジェット機並みの速さ』になることも 警報が発表された時の行動は?2025年7月30日8時25分頃、ロシアのカムチャツカ半島付近で、マグニチュード8.7の地震が発生。その影響で、同日11時現在、北海道から本州、九州まで、太平洋側を中心に広い範囲で『津波注意報』および『津波警報』が発表されています。津波警報が発表されたら、すぐに避難を始めることが大切です。
東日本大震災の後Twitterで話題になっていた『#被災地いらなかった物リスト』の中で、特に数多くあがっていた『千羽鶴』
「置き場所に困る」「届くころにはグチャグチャ」などといった理由で、「気持ちはありがたいけど、被災地には送らないでほしい」といった声が多数見られました。
その支援物資、本当に必要?被災者にとって『ありがた迷惑な物』とは
2016年4月14日に発生した熊本地震をうけ、再度話題になっている『千羽鶴は必要か』問題。
阪神・淡路大震災や東日本大震災の被災者からあがる「千羽鶴はいらない」の声に対し、ネット上では「酷すぎる」「傲慢だ」と怒りの声も…。
一方、そういった怒りの声に対し「善意の押し売りだ」という反対意見も数多く出ています。
反対意見の中には、東日本大震災で被災した方の意見も多くありました。やはり、狭い避難所で千羽鶴は保管に困るようです。
応援の気持ちを人に届けることは、もちろん良いことです。ですが、『自分がこうしたい』という気持ちと同時に『相手がどう思うか』を考えることも大切だと思うのです。
千羽鶴も、復興が進んだタイミングなら疎ましく思われないのではないでしょうか。タイミングをしっかり見極め、自分も相手も笑顔になれる『善意』を届けたいですね。