避難所で女性への性被害 啓発ポスターが話題「声に出しましょう」
公開: 更新:
ポツンと置かれた数枚の『紙袋』 その使い道に…「これは天才」「めちゃくちゃありがたい」新年が明けた同月上旬、東京都武蔵野市にあるショッピングモール『コピス吉祥寺』を訪れた、よしだけいすけ(@ruiji_31)。 施設内で見つけた『あるサービス』を発見し、Xに投稿すると、12万件以上の『いいね』が寄せられ、多くの注目を集めました。
地震の時には潜らないで! カワイピアノの注意喚起に「想像すると恐ろしい…」株式会社河合楽器製作所が運営する、カワイピアノのXアカウント(@Kawai_Japan)は、2025年1月17日、『あるお願い』を投稿。地震に関する注意喚起が、大きな反響を呼んでいます。
被災し、避難所生活を余儀なくされる人々は、年齢や性別関係なく、様々なストレスや悩みを抱えているはずです。
その中でも、特に女性に対する「性の被害」に関しては、悩んでいても声を上げづらいという現実があります。
「熊本市男女共同参画センターはあもにい」が作成した、避難所での性被害に対する啓発チラシ。ここには、阪神淡路大震災・東日本大震災時の実例が挙げられています。
出典:熊本市男女共同参画センターはあもにい
ぞっとするような事例が書かれています。被害への対策も挙げられてはいるものの、「『若いから仕方ないね』と見て見ぬふりをして助けてくれない」という悩ましい例も。
とはいえ、被災者だからと言って加害者になっても「仕方ない」と済ましてはならないはずです。
この啓発チラシにあるように、「困ったら声を上げる、相談する」「見て見ぬふりをせず助け合う」そのことが、被災者とそれを支える人々に広く認識されることが望まれます。
避難所が男性を中心に管理運営され、女性への配慮が十分になされないという現実も。過去の災害の事例を受けて、避難所の運営は女性も含めて行われるよう呼びかけがされてはいますが、非常時にはマニュアル通りに事が運ぶとは限りません。
被害が発生しないことが一番望ましくはありますが、もし被害に遭ってしまった際にどのように身を守るか。そして周囲がどのように支援するかが熟慮すべき課題です。