99歳の祖母が遺したフライパン もらった理由に「まさにお宝」「涙が出た」
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- 出典
- @ktake2011
長年愛用した品には、使った人の形跡や想いが残るもの。
だからこそ、大切な人がこの世を去った時、愛用した品を分配する『形見分け』を行うのでしょう。
きっと故人も、可能なら近しい人に使ってもらいたいはず。形見そのものだけでなく、思い出も受け継いでいくのです。
99歳で旅立った祖母の『形見』
「欲しいものがあったら、好きに持って帰ってもいいよ」
家族にそういわれたのは、KTake(@ktake2011)さん。
KTakeさんの祖母は99歳で天寿をまっとうし、雲の上へと旅立っていきました。そのため家には、さまざまな祖母の形見が遺されていたのです。
どの形見にも、祖母の思い出が詰まっているはず。そんな中、KTakeさんが選んだ品がこれでした。
KTakeさんが形見として分けてもらったのは、祖母が長年愛用していた鉄のフライパン!
自宅にいくつものフライパンがある中、KTakeさんがこれを手に取ったのは、理由がありました。これには、祖母の思い出が詰まっているのです。
フライパンを見るに、祖母は長年、たくさんの料理を作ってきたのでしょう。KTakeさんが子供の頃も、このフライパンを使い、大好きなカリカリの目玉焼きを作ってくれたといいます。
KTakeさんはほかにも、いくつか見覚えのある食器も持って帰ることに。価値のある品というよりも、『物に紐づいた想い出』が欲しかったといいます。
物を通した、人と人のつながりが伝わるエピソードに、ネットからは「まさにお宝ですね」や「家族愛に涙が出た」といった声が寄せられました。
帰宅後、ヤスリを使ってフライパンを磨いたKTakeさん。「『このフライパンを使うたびに、祖母のことを思い出せる』と考えると、とても幸せ」と話しています。
ちなみに、祖母は生前「そんな古臭いものは捨てて、なんでもいいやつを買いなさい!」というような性格だったそうです。
…しかし今頃、孫がこのフライパンで料理をする姿を見て、雲の上で嬉しそうに笑みを浮かべているのではないでしょうか!
[文・構成/grape編集部]