末期がんの犬の里親になった女性「この子の最期を最高の時間にしてあげたい」
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出典:Facebook

飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

撮影者「…お前今どんな心境なんよ」 湖で野鳥が?「夜勤で乾き切った心に効く」「…お前、今どんな心境なんよ」というひと言とともに、1枚の写真をXで公開したのは、土井一心太(@aganoya)さん。なんでも、新潟県阿賀野市に位置する瓢湖(ひょうこ)で、ある野鳥が独特なポーズで静止していたといいます。
『ホスピスを必要としている犬がいます』
アメリカに住むニコールさんはある日、慈善団体によるこんな書き込みを見つけました。
動物シェルターにいた犬、チェスターは末期がんで、残された時間はわずかでした。
そんな彼に幸せな最後の時間を過ごさせてあげたい。
ニコールさんは少しの間考えました。「私にこの役目が務まるだろうか。」そして彼女はチェスターの最後の里親になることを決めたのです。
チェスターの最後の瞬間を最高の瞬間にしてあげたい
ニコールさんはチェスターに、ペットとして愛されている犬たちと同じ体験をさせてあげたいと思いました。一緒に遊んで、美味しいものを食べて、いろんなところへ行って、たっぷり甘やかしてあげようと決めたのです。
おやつやおもちゃ、かわいいバンダナも全部チェスターのもの!
食欲旺盛なチェスターはホットドッグもペロリ。
チェスターはこれまでに腫瘍の摘出手術をしたものの、すぐに新たな腫瘍見つかり、この時は全身に転移していました。元気そうに見える彼ですが、実際は足腰も弱り、動く車内でしっかりと立っていることができない状態だったそうです。
それでもチェスターは、まるで痛みなど感じないかのように、ニコールさんと娘のペイズリーちゃんと一緒に元気にたくさん遊びました。
たくさんの愛情を受けて天国へと旅立ったチェスター
チェスターは2015年7月に天国へと旅立ちました。ずっとシェルターで暮らしていた彼にとって、ニコールさんたちの家族となり、最後の時間をたっぷりの愛情を受けて過ごせたことはどんなに幸せだったことでしょう。
愛するペットとの別れは、言葉で表現できないほど辛いものだと思います。それを覚悟の上で、チェスターの里親になってくれたニコールさんには感謝の気持ちしかありません。
きっと今ごろ天国のチェスターも、ニコールさんたちとの楽しい思い出を胸に、元気いっぱいに走り回っているのではないでしょうか。