振袖姿で雪山を滑った女性に『10万いいね』 2年後、制作したものがなんと…
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小4息子に「千円でお菓子買ってきて」 帰宅後『今日イチの盛り上がり』を見せた理由は?「千円を渡すから、みんなで食べられるお菓子を買ってきて」と、当時小学4年生の息子さんに告げたのは、父親の、ぉとぉぉちゃん(@father_life)さん。やることがなく、「ヒマ!」といいながら家で騒ぐ息子さんを落ち着かせるため、お菓子代として千円を渡す作戦に出ました。
・躍動感が素敵!やばい好きすぎる。
・アニメのワンシーンみたいだ。呉服店のポスターに採用されてほしい。
・これだから近頃の若者は最高。存在すべてがアートだよ。
・作品もストーリーもめっちゃかっこいい。1月のカレンダーになってほしい。
2025年2月13日、Xに投稿された1枚の写真にこのようなコメントが寄せられ、10万件以上の『いいね』が付きました。
反響を呼んだのは、スノーボードで雪山を滑走する女性の1枚。
ダイナミックに滑る姿が写っていますが、注目を浴びたのがその服装でした。
果たして、どんな服装なのでしょうか…。次の1枚をご覧ください。
スキーウェアに身を包んでいるかと思いきや…なんと女性は振袖を着ていました!
こちらの女性は、大学生の杜野菫(@sumire_morino)さんです。写真は、杜野さんが成人を迎えた2023年1月9日に、とあるスキー場に協力してもらい撮影したものだといいます。
赤い振袖を着て、白い雪山をさっそうと滑る姿がとても美しいですね!
スキー場でこのような姿を見れば、じーっと目で追いたくなること間違いなしでしょう。
卒業制作でスキー板とスノーボード板を制作!
大学では、伝統工芸である『漆芸(しつげい)』を学んでいる、杜野さん。
写真を見た人たちからの励ましの声などを受け止め、大学の卒業制作で『漆芸』の技法を用いた作品を制作しました!
その作品がこちらです。
『漆芸』の技法を用いて制作したのは、スキー板やスノーボード板といった、ウィンタースポーツのアイテム!
シックでクラシカルなデザインもあれば、ポップな目玉焼きや回転するスキーヤーなど、遊び心のあるイラストもあります。
こんなオシャレなスキー板とスノーボード板で滑れば、さぞ気持ちいいでしょうね!
「幼少期から始めたスキーと、中学生から始めた絵を描くこと、高校から始めたスノーボード、大学から始めた『漆芸』。この卒業制作は、私の集大成です」と杜野さんは語ります。
作品制作の背景には、現代で需要が減っている『漆芸』を守り続けていきたいという思いがありました。
「工芸は古臭いものではない。『かっこいい』『美しい』『新しい』と思ってもらいたい」という気持ちが作品に込められているといいます。
愛する『漆芸』の素晴らしさを、自分がやってきたウインタースポーツの用品で表現しようとする、杜野さんの考えが本当に素敵ですね。
振袖姿で見事な滑走を披露した、杜野さん。
大好きなウインタースポーツへの愛と、大学で出会った『漆芸』にかける思いは、1つの作品として形になったのでした!
[文・構成/grape編集部]