アニサキス対策どうしてる? スーパーで買う時に知っておくと安心するラベル表示とは
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※写真はイメージ

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近年SNSでも話題になることが増え、認知度も上がってきたアニサキス。
『アニサキス』というワードを、聞いたことがない人もいるかもしれません。
アニサキスは、寄生虫の一種で白色の少し太い糸のような形をしています。
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このアニサキスの幼虫が寄生している生鮮魚介類を生で食べると、食中毒を引き起こしてしまいます。
厚生労働省が食品の安全情報を発信するアカウントでは、食中毒への注意喚起がされていました。
厄介なのが、アニサキスは一般的な料理で使う食酢や、塩漬け、醤油やワサビでは滅びないということ。
有効な予防策として紹介されたのは、新鮮な魚を選んで、もしアニサキスを見つけたら速やかに内臓を除去することや、冷凍・加熱をすることです。
アニサキスの幼虫は、時間が経過すると魚の内臓から筋肉に移動します。そのため、内臓を早めに除去することで、食中毒のリスクを下げられます。
食中毒にならないためにも有効とされている冷凍は、-20℃で24時間以上、加熱の場合は70℃以上、60℃なら1分ほどを目安にするといいのだとか。
アニサキスのリスクが低い魚を買いたい時は…
厚生労働省が発表している、アニサキスによる食中毒の患者数は、2019年から増加傾向にあります。
2023年には、400人以上が食中毒になっており、特に3~4月がもっとも多くの患者数が出ました。
もし、急性胃アニサキス症になった場合は、食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛みや嘔吐などを生じるとのこと。
また、急性腸アニサキス症の場合は、食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じるそうです。
店で魚を買う時に「アニサキスがいるかもしれない」と思うと、手が出しにくいかもしれません。
東京都世田谷区のウェブサイトでも、アニサキスによる食中毒の注意喚起がされており、店で買う時はラベルに『解凍』『養殖』などの表示がある商品なら、アニサキスのリスクは低いといいます。
食中毒にならないために、調理器具をこまめに洗うほか、食べ物についている可能性がある寄生虫も確認して、気を付けてくださいね。
[文・構成/grape編集部]