炊飯器の汚れを放置すると？　プロが教えるお手入れ方法に「今すぐやります」

いつも食べているお米を同じように炊いているのに、味が変わったと思うことはありませんか。

お米は長期間保管すれば劣化していきますが、食べるのをためらうくらい古いお米でない場合は、炊飯器のお手入れが原因かもしれません。

ハウスクリーニングサービスを行う株式会社Fire Worksが運営するアールクリーニングのウェブサイトでは、炊飯器が汚れる原因と効果的な掃除方法を紹介しています。

毎日おいしいご飯が食べられるように、お手入れ方法を見直してみましょう。

炊飯器が汚れる３つの理由

キッチンのような汚れやすい場所に置くこと、食品に使う電化製品ということから、炊飯器にはさまざまな汚れが付きます。

掃除を効率よく進めるためにも、まずは炊飯器に付く汚れの種類を覚えておきましょう。

米粒、米ぬか

米粒や米ぬかは、内釜だけでなく内ぶたにも付きます。これらが残っていると細菌やカビが繁殖してしまうので、毎回きれいに落とすことが大切です。

また、内釜に付いた焦げ付きもご飯の味を損ねます。焦げ付きを残したまま炊飯すると新たな焦げを生むだけでなく、異臭にもつながるので注意しましょう。

水分、油分

炊飯中に蒸気口から出る蒸気により、蒸気口周辺と炊飯器内部に水分が付着します。

水分を放置すると水あかやカビが発生するので、汚れと同じく小まめな拭き取りが必要です。

コンロの近くに置いている場合は、油汚れにも注意しましょう。空気中に浮かぶ油汚れが炊飯器に付着すると、炊飯器が油でベトベトになってしまいます。

経年劣化による汚れ

小まめに掃除をしていても、取りきれない汚れが少なからずあります。

蓄積した頑固な汚れは通常の掃除では落としにくく、汚れる部位によっては故障を招くこともあるでしょう。

炊飯器の掃除方法

炊飯器の掃除は、大きく『内釜』『内ぶたとパッキン』『外装』『内部』の４つに分けられます。

内釜

内釜は、使ったらすぐに洗うようにしましょう。

洗った後は、しっかり乾かしてから炊飯器の中に戻しましょう。

内ぶたとパッキン

内ぶたは取り外し、柔らかいスポンジと中性洗剤で洗います。

汚れがひどい時は、ぬるま湯に浸けてから洗いましょう。

パッキンは、固く絞ったふきんで汚れをしっかり拭き取ります。

パッキンがずれてしまうと炊飯中に蒸気が漏れるので、拭き取った後は正しい位置に付いているのか確認しましょう。

外装

炊飯器の外装を掃除する時は、柔らかい布を使いましょう。

まず、湿らせた柔らかい布で全体を拭き取ります。特に取っ手や操作パネルは、油汚れや指紋が付きやすいので、丁寧に拭きましょう。

汚れが落ちにくい場合は、柔らかい布に中性洗剤を少量含ませて拭き取った後、水拭きで洗剤をしっかり落とします。

最後に乾拭きをして、水分を残さないようにするのがポイントです。

また蒸気口は取り外して洗うと、清潔な状態を保てます。

外した蒸気口は、中性洗剤とぬるま湯を使って洗いましょう。細かい部分の汚れが気になる時は、歯ブラシなどを使うとしっかり落とせます。

定期的にお手入れすれば炊飯器を清潔に保ち、おいしいご飯を炊けます。

内部

内部掃除は、電源プラグを抜いてから行います。湿らせた柔らかい布で、内部全体をくまなく拭きましょう。

ほかの部品と同じく、水拭きをした後はしっかりと乾燥させます。湿気が残っているとカビの原因になるので、内部掃除から始めると時間を効率よく使えるでしょう。

炊飯器は毎日使う家電だからこそ、定期的なお手入れが欠かせません。汚れを放置すると、ご飯の風味が落ちるだけでなく、故障の原因になることもあります。

ご紹介した掃除方法を実践すれば、炊飯器を清潔に保ち、おいしいご飯を炊き続けられます。

日々のちょっとしたお手入れで長く快適に使えるように、炊飯器の掃除習慣を見直してみてください。

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[文・構成／grape編集部]