小児病院の子どもたちが笑顔になったわけ 『ポケモンGO』をリハビリに活用
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

「職場で出た弁当が…」 まさかのビジュアルに「声出して笑った」「午後仕事できなくなりそう」「今日、職場で出た弁当が…」といったコメントとともに、昼ごはんの写真をXに投稿した、シバサン(@shi_GR86_ba)さん。 投稿はたちまち拡散され、なんと12万件以上の『いいね』が付き、ネット上で話題となりました。
全世界的にブームになっている『ポケモンGO』は、実際に歩き回りながらポケモンを集めたり、誰かと対戦したりするゲーム。
このゲームが、病気の子どもたちのリハビリにも活用され始めています。
『ポケモンGO』の取り組みで、子どもたちは活動的に
ミシガン州にある小児病院では、院内で子どもたちが『ポケモンGO』を楽しんでいます。療養中の子どもたちは、部屋にこもったり、気持ちがふさぎこんだりしがち。
ですが『ポケモンGO』を始めたことで、子どもたちは生き生きとした表情で病院内を歩き回るようになりました。
そして、同じように『ポケモンGO』をプレイする子どもたち同士、積極的にコミュニケーションを取り始めます。
さらにスタッフは、ポケモンをつかむための動きとリハビリでやらなくてはいけない動きをリンクさせる工夫をこらしています。その結果、リハビリが効率的に進むようになりました。
「病気はホントは怖くないよ、戦えるんだよ」
病院によっては、院内での『ポケモンGO』のプレイを禁止しているところも、もちろんあります。ゲームがトラブルや事故のきっかけとなってしまうことも、悲しいことですがゼロではありません。
ですが少なくともこの小児病院の取り組みでは、子どもたちは活動的になり、たくさんの笑顔を見せてくれています。
「病気はホントは怖くないよ、戦えるんだよ」ゲームを通じて、子どもたちは勇気を得たようです。