「いらっしゃいませ」も無い静かなスターバックス 一体なぜ?
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配達員の『接客態度』を本社に伝えた女性 ポストに投函されていたのは…佐川急便の配達員から感じのよい接客を受けた女性。サイトで報告すると、後日投函されていた不在通知に「お褒めいただきありがとうございます」とメッセージが書かれていました。

トイレから戻ったら、カーテンレールにいたのは… 目にした光景に、ゾットルクメニアンワシミミズクの鼓珀(こはく)さんと暮らす飼い主(@SiO2_ORio)さんが、Xに投稿した1枚に、戦慄する人が続出しています。ネットをざわつかせた衝撃の1枚とは…?
コーヒーの良い香りが漂う店内、一杯ずつスタッフさんが淹れている姿。マレーシアのクアラルンプールにあるスターバックス『バンサービレッジ2』には、一見すると他の店舗と変わらない風景が広がっています。
しかし、世界でも初めての試みが実施されている店舗として、ある秘密が隠されているのです。
コーヒーの味も普通だし、お客さんにも変わった様子はありませんが、何が違うというのでしょうか?
スタッフさんに秘密あり!
実は、こちらの店舗で働くパートナーさん13人中10人が聴覚に障がいを持っているのです。そのため、スタッフ同士のやり取りにも、手話が使用されています。
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なお、聴者のお客さんには、専用のメニューカードに記入してもらい、ドリンクが出来上がったら、スクリーンに番号を表示することで対応しているのだそう。
世界初の試みを支えた存在
聴かく障がい者にも、平等な雇用の機会を与えるべくオープンされた、こちらの店舗。
世界初となる今回の試みには、『The Society of Interpreters for the Deaf(訳:聴覚障がい者のための通訳学会)』(SID)の協力のもと実現されました。
SID関係者は、今回のスターバックスの試みにこんな期待を込めています。
「聴覚に障がいがあっても、スターバックスを通じて技術を身につけることで、キャリアアップできるようになります」
「それにより、自分自身にプライドを持てるようになり、達成感を感じることができます」
スターバックスが今回の試みを実現したことで、自分に自信を持てた人がたくさんいるはずです。
出典:Starbucks
同店舗でシフトマネージャーを務める彼も、未来に大きな希望を抱けるようになった1人。
「私は、3年前にバリスタとして入社しました。夢は、マレーシアのスターバックスで初めての、聴覚障がいを持ったストアマネージャーになることです」
そう語る彼の表情はとても生き生きとしています。また、同じく障がいを持つ人々のロールモデルにもなりたいと語っています。
彼だけでなく、そこで働く人々の笑顔はとても輝いているのが印象的。こんな笑顔で接客してもらえたら、その日1日、良い気分で過ごせそうですよね。
自立を目指す障がい者の方々にとって、マレーシアのスターバックスは大きな第一歩となっているのではないでしょうか。世界中にこのような取り組みが広まってくれると良いですね!