安楽死1分前の奇跡 謎の病に苦しむ愛犬の命を救ったのは、獣医を目指す学生
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「夕飯を作ろうと思ったら…」 立てなくなったワケに「爆笑」「意志を感じる」2匹の猫と暮らしている、飼い主(@kunyan_kainyan)さん。愛猫の1匹である、カイちゃんの写真に、12万件以上もの『いいね』が寄せられました。
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安楽死寸前の犬が動物病院のインターン生によって命を救われる。そんな奇跡のような出来事がありました。
アメリカのオレゴン州に住む10歳のシェットランドシープドッグ、オリー。オリーは飼い主とキャンプに行った後、急に元気がなくなりました。そして彼の容態は急激に悪化し、病院に運び込まれた時には全身が麻痺していて、食べることも飲むことも、自力で排泄することもできないくらい弱っていたのです。
原因がわからず、飼い主は苦渋の決断を迫られる
獣医師のアダムさんは、血液検査やレントゲンなどありとあらゆる検査を行いました。しかし、オリーの体調悪化の原因を見つけることはできなかったのです。
治療法が見つからず、苦しむオリー。そしてオリーの飼い主は、最も辛い決断をすることになります。
オリーの苦痛を取り除いてあげるには、安楽死させるしかない…。
安楽死の直前に、インターン生があることに気づく
安楽死の準備をしていた動物病院のインターン生であるニーナさんは、オリーを落ち着かせてあげようとして体を撫でていました。その時、彼女はオリーの耳の後ろに塊があることに気が付いたのです。それはダニでした。
これによって、オリーの症状がダニによる「ダニ麻痺症」という非常に珍しい病気だということがわかったのです。
ダニを取り除いたとたん、見る見る元気を取り戻したオリー
医師たちはすぐにオリーの毛を剃って、体からダニを完全に取り除きました。するとオリーは奇跡的な回復力を見せ、わずか数時間後には再び動けるようになったのです!
オリーの治療を担当したアダム医師は 「【ダニ麻痺症】について学校で習ったことは覚えていたが、実際に症例を見たことはなかった」と話しています。またオリーはキャンプに行っているとき、ダニ除けの首輪をしていたのだそう。それにもかかわらず、今回のようなことが起きてしまったのです。夏はペットと一緒に野外で過ごす機会も多いはず。大切な家族であるペットを守るために、「ダニ麻痺症」という病気があることをぜひ覚えておいてください。
1分後には安楽死させられるところだったオリー。尊い命を救われて本当によかった!