巨額の資金を投じて、愛犬が出演するCMを制作した会社社長 その理由に感動
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大掃除後に出したコタツ 中を覗くと?「滝のような涙が出た」「一生見ていたい」寒くなってきた日、部屋にこたつを導入。その結果、心も温まる最高の展開に!
寒いからヒーターを出したのに… 夫の部屋の光景に「もう1つ買うしかない」もんちこ(@tatatano129)さんの夫は、仕事部屋にあるデスクの下に、足元ヒーターを設置。しかし、家族の一員に占拠されてしまいます。
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アメリカン・フットボールの全米1位のチームを決める『スーパーボウル』。この試合のテレビ中継は視聴率が年間でもっとも高いといわれ、大手企業がこぞってインパクトの強いCMを放送することでも有名です。
2020年のスーパーボウルでも数々の印象的なCMがありましたが、その中である企業のCMが注目を集めています。
制作したのは自動車のアクセサリーやペット用品などを扱う『WeatherTech(ウェザーテック)』という会社。
CMは『ラッキードッグ』というタイトルで、出演しているのはウェザーテックのCEO、デイヴィッド・マクニールさんの愛犬『スカウト』です。
実はスカウトはがんを患い、生存率1%といわれながら、病気を乗り越えた犬なのです。
愛犬の命を決してあきらめなかった飼い主と医療チーム
スカウトは2019年7月初め、心臓に血管肉腫という出血性の悪性腫瘍があることが分かりました。
デイヴィッドさんは地元の獣医師から、「平均余命は1か月未満」というあまりにもつらい宣告をされてしまいます。
しかし彼は決してあきらめるつもりはありませんでした。
「スカウトを安楽死させるなんてできない」
デイヴィッドさんはこの病気についての情報収集を始め、がん治療の専門医がいるウィスコンシン大学マディソン校の獣医学部にスカウトを連れて行ったのです。
スカウトの病状を把握した獣医学部のスタッフたちは、わずかな望みにかけて最先端医療による治療をスタートします。
医療チームはスカウトに抗がん剤や放射線療法、免疫療法などを行いました。
すると1か月後には腫瘍が約78%小さくなっていることが分かり、さらにその後の治療によって90%まで縮小したのです。
そして現在はほぼ寛解の状態になっているということです。
愛犬の命を救ってくれた感謝を込めてCMを制作
デイヴィッドさんはスカウトの命を救ってくれた感謝の思いを込めて、ウィスコンシン大学獣医学部への寄付金を募るためのCMを制作。
しかももっとも高額といわれるスーパーボウルのCM枠を購入し、全米の人たちにスカウトのストーリーを伝えることにしたのです。
CMのロングバージョン
余命1か月と宣告されたスカウトが病気を乗り越えて元気に走り回る姿は、多くの人たちを感動させています。
寄せられた寄付金は最先端医療の研究費用などに活用されるということです。
医療の現場は日進月歩です。医療従事者たちの懸命な努力によって、人間も動物も助かる命は確実に増えています。
今後はスカウトのような『ラッキードッグ』がもっともっと増えていくといいですね。
[文・構成/grape編集部]