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小児麻痺の息子とレストランへ ほんの少し目を離した隙に店員は息子に…

By - grape編集部  公開:  更新:

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アメリカのシンシナティに住むヘザー・スティージャーさん。

サッカーをしている長女と、6歳になる小児麻痺の長男、そして4歳の次女、3人のお母さんです。

レストランで夕食を済ませることに…

木曜日の夜は、長女をサッカーの練習に連れて行くために、いつもバタバタしているというヘザーさん。

3人の子どもを車に乗せて、サッカー場に向かったところ、息子の車イスを乗せていなかったことに気付きます。

長女を送り届けたらすぐに家に戻って夕飯の支度をするだけだし、まあいいか

そう思い、先を急ぐことにしたヘザーさん。ところが、突然4歳になる次女が「トイレに行きたい」と言い出し、仕方なくレストランに寄ることに。

長女を送り届けた後、チェーンレストランの「Skyline」に入り、トイレを借りますが、ここでヘザーさんはこう思ったそうです。

トイレだけを借りるのは申し訳ないし、ついでに夕食を済ませてしまおう

4歳の娘さんをトイレに連れて行こうとするヘザーさん。しかし、ここで「息子の車イスを忘れてこと」を思い出します。

小児麻痺の息子さんは、床に寝そべることが大好きで、目を離すとスグに床でゴロゴロしてしまいます。「レストランで、そんなことをしたら周囲の人たちに迷惑だ」と感じたヘザーさんは、娘さんをトイレに連れて行っている間も気が気ではありませんでした。

1人の店員の振る舞いに驚かされる

手を洗う時間も惜しくて、そのまま息子が座る席へと戻ったヘザーさんは、1人の店員に「消毒液はありますか?」と尋ねます。

すると、その女性はこう申し出ました。

「私がここに座って息子さんを見ているので、娘さんと一緒に手を洗って来てください」

そして、息子さんにこう語り掛けているのが聞こえてきました。

「怖がらずにいてくれてありがとうね」

「一瞬、彼女が息子に対して、何を言っているのか理解できなかった」とヘザーさん。そして、こう続けます。

「これまでの人生、どのレストランに行っても、こんな親切な申し出を受けたことはなかったわ」

息子さんが話せないことは見て分かっただろうし、ヨダレを垂らしてしまうこともあるそうです。にも関わらず、息子さんの手を握って「普通の男の子に接するように語り掛けてくれた…このことが何よりも嬉しかった」と言います。

女性の振る舞いに「敬意を表します」

ヘザーさんがこのステキなエピソードを、店員への感謝の言葉と共に公開すると、多くの反響が寄せられました。

「息子を怖がらずにいてくれて、本当にありがとう。

不安や心配があったかもしれない。
でも、そういったものを押しのけて、普通の子どもに接するように息子に接してくれた。

見知らぬ人のちょっとした思いやりが、
私にとっては『とてつもなく大きなものなんだ』ということを思い出させてもらえたことが何より嬉しいの」

The MIGHTY ーより引用

たった1、2分の出来事。

しかし、その店員の行動は、多くの人の心に響きました。

「本当にステキな話。その女性に敬意を表します」
「親切の素晴らしさを教えてくれてありがとう」
「世界中の人がこんな風に振る舞えたら、もっといい世の中になる」

もしかしたら、この店員にとっては「当たり前」の行動なのかもしれません。

それほどまでに「自然な振る舞いだった」とヘザーさんは語ります。

コメントにもありましたが、多くの人が他人に対するほんの少しの思いやりを持つことができたら、世の中はもっと優しく、暮らしやすいものになるのかもしれませんね。

道路標識の写真

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出典
The MIGHTYHeather SteigerauthorLove What MattersSkyline Restaurant

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