「がぎぐげご」と「か°き°く°け°こ°」の使い分け 『鼻濁音』が日本から消えていく…
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水筒に絶対入れないで 企業の呼び掛けに「ダメだったのか…」「これはやりかねない」2025年5月1日、キッチン道具を製造、販売する和平フレイズ株式会社がXアカウント(@waheifreiz)を更新。『水筒に入れてはいけないもの』について、注意を呼びかけました。

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いつまでも大事に受け継いでいきたい、日本人の誇り、美しい日本語。言葉の乱れについてはたびたびネット上で議論になりますが、では、発声についてはどうでしょうか?
『鼻濁音』が使えない日本人が増えているそうです。もともと西日本では殆ど使われていなかったと言われていますが、東日本でも使える人が減っているようです。
鼻濁音とは?
「がぎぐげご」はもちろん、誰でも発音できると思いますが、「か°き°く°け°こ°」だったらどうでしょうか?
鼻濁音とは、が行「がぎぐげご」の音を、「んが、んぎ、んぐ、んげ、んご」というふうに呼気を鼻に向けて発声します。
アナウンサーやナレーター・声優の話す言葉や、歌手の歌声を注意して聞いてみると気づくかもしれません。
普通に発する「が」よりも、やわらかな印象を与えて、より美しい言葉に感じられます。
どの「が行」が鼻濁音?
「犬が走っている」というような、助詞は全て鼻濁音です。言葉の途中に現れる「が行」も鼻濁音です。例えば「音楽」「探す」「番組」など。
ただ、言葉の初めにくる「が行」の文字は、普通の濁音として発声します。例えば「学校」「外国人」「楽屋」などの「が」がそれにあたります。
外来語は全て濁音とされていますが、文中で現れる際に、鼻濁音で発声したほうが自然に聞こえる場合があります。他にも例外などがあり、きちんと覚えようとするのは難しいかもしれません。
とはいえ、身に付けると、日本語の美しさを改めて感じられるようになるはずです。