犬の脳をMRIでスキャンしたら…人の言葉の『裏』にある『感情』も理解していると判明
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

「風刺が利いていて、ナイスな工作」 自由研究の内容に45万『いいね』夏休みの宿題の定番といえる、自由研究。文字通り、各々が興味のあるテーマについて『自由に』探求できる、よいきっかけといえるでしょう。さまざまなアイディア工作をXに投稿している@TaT12364250さんも、自身の『自由研究』を発表。作品には45万件以上の『いいね』が寄せられています。
犬を飼っている人であれば、愛犬が人の言葉を理解してくれていることはすでに実感しているでしょう。
さらに、本当に愛おしいと思ってぽつりとかけた言葉に大きく反応してくれたり、嘘をついたときに見抜いたり、「気持ちまで理解しているの?」と驚いた経験もあるかもしれません。
犬は、人間の言葉だけでなく、その言葉の裏にある感情までもしっかり理解している!
そのことが、犬の脳をMRIでスキャンすることで立証されました。
13匹の犬たちの脳をスキャン
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実験に参加したのは、MRIに入ってもじっとしていて、眠ってしまわないように訓練がされた13匹の犬たち。
トレーナーが犬たちに対し、4通りの言葉をかけます。それを聞いたときの犬たちの脳の反応を測定しました。
人間は、言語の理解と感覚的な部分を、右脳左脳それぞれで処理しています。
この実験の結果、犬たちも人間と同じように「言葉」と「イントネーション」を右脳左脳で分けて処理していることがわかりました。
犬たちは、言葉とイントネーションを別々に理解して、人が何を言おうとしているのか複合的に感じているというわけです。
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例えば、犬の名前を呼ぶときに「来てほしい」という気持ちで呼ぶときと、「怒るぞ」と言う気持ちで呼ぶときに、「犬の名前」という同じ単語であっても犬の反応は違いますよね。
犬の飼い主さんにとっては「そんなこととっくにわかっていたよ」と思うことかもしれません。でも、実験でそれが実証されたことで、「そんな気がしていた」が「本当だった」に変わったのです。
愛犬がますます愛おしくなると同時に、うかつにヘタな嘘はつけない、ということがわかってしまいましたね。