イケメンたちが指1本だけマニキュアを塗る理由 「つらい現状を知って欲しい」
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出典:Instagram
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ハリウッド俳優のザック・エフロンやクリス・ヘムズワーズが、1本の指だけにマニキュアを塗った写真を公開し、話題を呼んでいます。
彼らがマニキュアを塗っているのは、ファッションとしてではありません。
『Polished Man プロジェクト』と呼ばれる活動の一環であり、マニキュアを塗ることで、児童虐待防止を世界に呼びかけているのです。
カンボジアの少女が語ったつらい思い出
2016年で3年目を迎える『Polished Man プロジェクト』は、オーストラリアに拠点を置く非営利団体『YGAP』が行っています。
『YGAP』のCEOであるエリオット・コステロ氏が発案した『指1本だけのマニキュア』には、カンボジアで出会った8歳の少女が関係しています。
その8歳の少女は父親を亡くしましたが、親戚には引き取ってもらえず、施設に入れられていました。
彼女はその施設で2年もの間、職員による身体的・性的な虐待を受け続けたのです。
彼女はコステロ氏に出会い、自身に起きたつらい出来事を語りました。そして、コステロ氏の指に鮮やかな青いマニキュアを塗ってくれました。
たった8歳の少女が、なぜこんなにもつらい思いをしなければならないのか…?
コステロ氏が受けたショックは、指に塗られたマニキュアと共に、深く心に刻み込まれました。
残念なことに、コステロ氏が出会ったカンボジアの少女のような子どもは珍しくなく、世界では、18歳未満の子どもの5人に1人が虐待を受けています。
つらい現実に傷ついている子どもたちを1人でも多く救いたい。こんな出来事はなくさなければならない。
そう誓ったコステロ氏は、指1本だけにマニキュアを塗り、児童虐待防止のメッセージを世界に発信することにしました。
マニキュアを塗っていると、理由を聞かれます。そこで生まれた会話から、児童虐待が頻繁に行われている現実を知ってもらい、彼らを救う寄付につなげましょう。
そう語るコステロ氏の思いは、シドニーオリンピックの金メダリスト、マイケル・クリムをはじめとした、多くの著名人の間にも広がり、寄付金は約2千万円にものぼりました。
このプロジェクトは、男性でなく女性も参加可能です。集められた寄付金は、虐待によりトラウマを抱えた子どもたちの治療などに使われています。
世界には、虐待で苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。『指1本だけのマニキュア』は、その現実に私たちが向き合うきっかけとなります。
支援の輪が広がり、全ての子どもたちが笑顔で過ごせる未来が来ることを願ってやみません。