消防士になりたい!がんと闘う3歳の男の子の夢が実現 NYの名誉消防士に
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ハワイ、マウイ島出身の3歳の男の子、トラッカーくん。彼は1年半前から神経芽細胞腫という小児がんと闘っています。
トラッカーくんが病気の治療のためニューヨークに住んでいたある日、小さな火災の消火活動にあたっていた消防隊長のジェームズさんのところに、トラッカーくんが駆け寄っていったそうです。
目をキラキラさせながら自分に向かって走ってくる少年を、ジェームズさんは両手を広げて迎えました。
するとトラッカーくんはジェームズさんの体をよじ登り、首にがっしりとハグをしたということです。
この瞬間から、トラッカーくんとジェームズさんの友情が生まれました。
3歳の少年と消防士たちの友情
後日、ジェームズさんはトラッカーくんを消防署に招待。人懐っこい彼はほかの消防士たちともすっかり仲良しになりました。
そして、消防士に憧れながらがんと闘う小さなファイターの存在は、ニューヨークのほかの消防署や彼の地元のマウイ島でも知られるようになっていったのです。
そして2016年5月31日、トラッカーくんはなんとニューヨーク州のブルックリン消防署から名誉消防士に任命されました。
トラッカーくんのお父さんも消防士で、彼はがんと診断される前はたびたびお父さんの消防署に遊びに行っていたということです。
そして自身も消防士になることにずっと憧れていたというトラッカーくんにとってはまさに夢が叶った瞬間。
これも彼のがんと闘う不屈の精神と、誰もが癒されてしまう笑顔が呼んだハッピーサプライズだったのでしょう。
現在もがんと闘い続けているトラッカーくん。彼が病に打ち勝って、いつか本物の消防士として活躍する日がやってきますように。