68年前、クチバシの折れたツルを救う為に手作りのクチバシを 当時の映像
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きょうの蔵出しNHK

小学生「今日Switch2届いているんだ」 友達が返した『言葉』に「優秀すぎる」「これは正しい」『Switch 2』の発売日である2025年6月5日に、Xを更新した、AKILA(@AKILA0607)さん。 同日に目撃した、通りすがりの小学生のエピソードを投稿し、大きな反響を呼びました。

『ピーマン』と書いたつもりが… 幼稚園で見かけた植木鉢に、14万『いいね』「幼稚園にある鉢植えからしか得られない栄養がある」とつづるとともに、自身が撮影した写真をXで公開したのは、2児の母親である、ぽん(@cotonapon)さん。ある日、子供たちが通っている幼稚園で、1つのピーマンの植木鉢が目に留まったそうで…。
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鳥類にとってくちばしは、獲物を襲ったりエサを飲み込んだりするための大事な器官です。それだけでなく、毛づくろいや巣づくりも、くちばしがなくてはできません。つまり鳥のくちばしは、歯と手を兼ねた重要な役目を担っているのです。
1948年、上野動物園で飼育されていたナベヅルの上くちばしが、先端から半分ほどのところで折れてしまうという事故が起きました。自力でエサを食べることができなくなり、命に関わる大ピンチです。
出典:きょうの蔵出しNHK
この事態を救ったのが、当時、比較咀嚼論の権威だった東京大学の秋山博士。くちばしの入れ歯をつくるために型をとって形成し、形を整え、ツルの口にはめ込むまでの一連の映像が残されています。
入れ歯の素材は銅とアルミの合金に合成樹脂をかぶせたもの。見事にフィットする新しいくちばしの入れ歯をかぶせられたツルくんは、なんともご満悦な表情を浮かべているようにも見えますね。
ちなみに近年では、鳥のくちばしや亀の甲羅など、動物の損傷した器官の再生に3Dプリンターの技術が活かされているのだそうです。動物を思う心、それは昔も今も変わらないようです。