「この馬車はお城には向かいません、幼稚園行きです」 昭和の園児がうらやましい!
公開: 更新:
ダイコンは「すりおろしません」 裏技に「コレすごい」「なめらかだ」大量のダイコンおろしを作ると、腕や指が痛くなってしまいがち。そのため作るのが面倒だと感じる人も多いでしょう。『おろし金でおろす』方法以外で、ふんわりなめらかなダイコンおろしを大量に作れる方法を紹介します。
ラップが料理に溶けたら、食べても大丈夫? 旭化成の回答に「そうだったのか」料理にラップをかけてレンジ加熱した際に、ラップが溶けてしまったことはないでしょうか。この場合、料理に影響はないのか気になりますよね。『サランラップ®』を販売する、旭化成ホームプロダクツ株式会社(以下、旭化成ホー...
- 出典
- きょうの蔵出しNHK
子どもが泣いて行くのを嫌がり、幼稚園にすんなりと送れない。
そんな子育てあるあるをよく聞きます。
しかし、もし送迎がスクールバスではなく、馬車だったら…子どもは毎朝、ガタゴト揺れるアトラクションに走って行くかもしれません。
園児の馬車送迎をしていたのは、東京都北区にある富士見幼稚園。
1953年3月から現在まで続く、歴史ある私立幼稚園です。1953年6月から馬車送迎を始めました。
「私立幼稚園の馬車」というと、いかにも豪華絢爛な装飾が目に浮かびますが、私たちの想像と少し違いました。
馬車と、自然な笑顔がこぼれる園児たちの様子をご覧ください。
お馬ぱかぱか「行きますよ」
お城に向かうようなきらびやかな作りではなく、素朴な雰囲気の馬車に、園児がすし詰め状態で乗っています。
馬車の隙間から手を振る光景から、テーマパーク内をゆっくりと巡る列車が思い出されます。
映像で「時代遅れの馬車」といわれていますが、日本初の馬車鉄道が開業したのは1882年6月25日です。
71年後には「時代遅れ」といわれるようになっていたのですね。
園児たちはバスの運転手より、たった1頭で重い荷物を引く馬に「うれしい!」と思ったのではないでしょうか。
「自分の体より大きな荷物で重いのに、一生懸命ひいてくれてるなあ」「馬はえらいなあ」と感じていそうです。
馬をなでる手つきに、尊敬や愛情が詰まっていることでしょう。
この馬車送迎は、スクールバスとの入れ替わりで、たった1年7か月で終わってしまいました。
レトロ可愛い馬車通園をしたいお子様に向けて、復活してほしいものです。
もちろん、通学、通勤用馬車も大歓迎ですよね!
[文・構成/grape編集部]