人工降雨から飲酒運転防止まで 昔の風船活用法がおもしろい!
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- きょうの蔵出しNHK






1783年11月20日は、フランスのモンゴルフィエ兄弟が初めて熱気球による有人飛行に成功した日だそうです。アメリカのライト兄弟が飛行機での初飛行に成功したのが1903年ですから、気球での空中散歩はそれより100年以上も前に実現していたのですね。
日本でも、実にさまざまな用途に風船が使われてきました。1951年に、風船や気球にまつわる話題を集めたニュース映像をご覧ください。
まずは電力不足に悩む東京電力が行った人工降雨の予備実験。ゴム風船にドライアイスなどをぶらさげて飛ばしたものの、その後のゆくえは「朝からの霧雨でわかりませんでした」と、実験の失敗をサラリと伝えています。
大雨を降らして水力発電用の水を確保したかったのでしょうが、狙い通りにはいかなかったようです。
続いて、東京のあるゴム工場で作られた気球を紹介。なんとこの気球、朝鮮戦争の休戦会談が行われる板門店の上空に上げられ、安全地区の所在を示すという大役を担っていたのです。
実際に休戦協定が結ばれたのは2年後の1953年。その間に何度も会談が行われているので、気球もそのたびに上空に打ち上げられたのでしょうか。
最後に登場するのは警視庁鑑識課が開発した『酩酊鑑識器』。風船に吹き込んだ呼気を反応管に通して調べれば酩酊の度合いがわかるという優れモノ。
飲酒反応が出れば言い逃れはできないため、ドライバーは戦々恐々だったことでしょう。同様の機器は、飲酒運転が厳罰化された現在も使われています。
小さな風船から巨大な気球まで、当時から幅広く活用されていたゴム風船。現在も気象観測に利用される無人気球に、カテーテルの先端に装着して狭心症などの治療に用いられるバルーンカテーテルにと、その技術はさまざまな場所で応用されています。
[文/grape編集部]