lifestyle

コロンブスもビックリ! 「ある一日だけ卵が立つ」と世界中で大きな話題に

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

コロンブスの卵のエピソードでも知られるように、卵は立たないものだと思われてきました。

1947年、その卵が「立春の日に限って立つ」というニュースが世界的に話題になりました。コロンブスのようにゆで卵の底をつぶして立てるのではなく、その形状のままで立つというのです。

もともと中国の古い文献の中に「立春に卵が立つ」という記述があり、それを知った中国の国民党宣伝部の魏という人が、1945年2月の立春の日に、アメリカ人記者立ち合いの下で実験を行ったところ見事に成功!しかし戦争中のことでもあり、ほとんど話題にならなかったそうです。

そこで2年後の47年、今度は多くのマスコミを招待しての公開実験を行い、大成功! このニュースが英字新聞の一面に取り上げられ、世界を駆け巡ったのです。

日本でもたちまち話題になり、中央気象台でも検証実験が行われました。そのときの映像が残っています。

では、なぜ立春の日に限って卵が立つのでしょう。立春の日の気温や気圧の影響など、当初はまことしやかな理由が並べられましたが、これらは全部ウソ。

中央気象台の技師も映像の中で種明かしをしていますが、卵の重心からおろした延直線が、下の接触面を通るように静かに注意して立てれば、立春に限らずいつでも卵は立つのです。

時間にして3分〜5分根気よく続ければ、誰でも卵を立てることができるようです。

言われてみれば「なぁーんだ、そんなことか」と思わなくもないけれど、「卵は立たないもの」という先入観のせいで、誰もがすぐに諦めていたんですね。

逆に「必ず立つ」と確信して挑戦し続けた人だけが立たせる事ができた『立春の卵』。何事も先入観にとらわれず、まずは挑戦してみることが大事ということでした。コロンブスもビックリですね!

柿の写真

『意外と知らない』柿の剥き方 包丁の代わりに使うのは…2024年11月11日、暮らしに役立つ情報を発信する、はなマル(hanamaru__kurashi)さんが、Instagramを更新。硬めの柿に限った、『意外な皮の剥き方』を紹介しました!

ラップの写真

ラップが料理に溶けたら、食べても大丈夫? 旭化成の回答に「そうだったのか」料理にラップをかけてレンジ加熱した際に、ラップが溶けてしまったことはないでしょうか。この場合、料理に影響はないのか気になりますよね。『サランラップ®』を販売する、旭化成ホームプロダクツ株式会社(以下、旭化成ホー...

出典
きょうの蔵出しNHK

Share Post LINE はてな コメント

page
top