カチカチ山の中身は今と昔で全く違うって知ってた? 昔の驚きの内容とは
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終戦直後、日本は空前の出版ブームだった!自由な表現と活字に飢えた人々が書店に並ぶ1冊の本を求めて書店の前に行列ができたといえば、数年前の『ハリー・ポッター』ブームを思い出しますが、戦後間もない1946年頃にはそんな光景があちこちで見られたのです。 戦争中の日本では厳しい言論弾圧が行われ、『改造』『中...

コロンブスもビックリ! 「ある一日だけ卵が立つ」と世界中で大きな話題にコロンブスの卵のエピソードでも知られるように、卵は立たないものだと思われてきました。 1947年、その卵が「立春の日に限って立つ」というニュースが世界的に話題になりました。コロンブスのようにゆで卵の底をつぶして立てるので...






日本の昔話の定番『カチカチ山』。
実はこのカチカチ山のお話が、年代によって内容が異なる事を知っていますか。
昭和50年代生まれの人が知っているカチカチ山は意外と残酷なもの。
畑を荒らす悪いタヌキを捕まえたおじいさん。お婆さんに「タヌキ汁にしなさい」といって出かけたのですが、タヌキはお婆さんを騙して逃げ出すと、なんとお婆さんを殺してしまいます!
そしてあろうことかおばあさんを鍋に入れて煮込み、おじいさんに『タヌキ汁』と称して食べさせてしまいます。
これを知ったウサギが、タヌキの背負った薪に火をつけたり、やけどに唐辛子を塗り込んだり、最後には泥舟に乗せて海に沈めてしまう…という、改めて読むと子供に読み聞かせるのはちょっと厳しい内容に。
そこで最近の『カチカチ山』は、お婆さんは亡くならなかったり、タヌキも死なずにさいごは仲直りしてめでたしめでたし、といった内容に調整されているそうです。
これも時代の流れでしょうか。
そんな『カチカチ山』ですが、タヌキが背中に火をつけられたり、やけどに唐辛子を塗られてたりして焦りまくる場面は、昔から子供たちに大人気!
1946年に録画された映像では、人形劇に子供たちが集まって夢中で見ています。そして、なんと人形劇なのに本物の火が!
出典:きょうの蔵出しNHK
リアルを追求した当時の紙芝居、ご覧ください。
長い間の戦争で笑顔を失った子どもたちのために…という想いで上演されたというこの人形劇、タヌキの背中に本当に火をつけるあたり、かなりリアルで面白いですね! そして、印象的なのが子どもたちの素晴らしい笑顔!
この時代の子どもたちにとって、人形劇がいかに楽しいものだったのかが、よく伝わってきます。
また、太宰治はウサギを冷酷な美女に、タヌキを愚鈍な中年男に置き換えたカチカチ山を書いています。『御伽草子』の中に収録されていますので、興味をもった方はこちらもぜひ読んでみてください。