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今はなき『石丸電気』 ファンを魅了した接客を懐かしむ

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Kure

家電量販店『石丸電気』は2009年に株式会社エイデンに吸収合併され、店舗は『エディオン』と名を変えました。

今はもうない石丸電気の思い出を、自家製パンチェッタさん(@jikapan)がTwitterに投稿したところ、当時のファンから大きな反響がありました。

自家製パンチェッタさんの言う「ヨドバシの店員が商品知識が深い話」とは、Twitterで投稿されて話題になったエピソードのこと。「一番売れてる安いカメラ」を買いに行ったところ、ヨドバシカメラの店員の豊富な商品知識によって、要望や予算に見合った商品を次々に買ってしまった、というものです。

客「安いカメラが欲しい」店員「プラス1万円でこんなにいいカメラが買えますよ」

客「レンズが欲しい…」店員「これですね」

客「レンズを買ったけど…」店員「レンズ交換がめんどくさいならこれがおすすめです」

と、言った具合。お見事です。

ところが石丸電気は、ヨドバシカメラのそんな接客など足元にも及ばないような「客の心を読む」対応をしていたのです!

「気に入ると思って」店員がアニメの主題歌のCDとDVDを予約してしまい、客も喜んで買ってしまう…「あの客が好きそうだから仕入れておいた」「店長は気が利く」だなんて、昭和の商店で行われていたようなやり取りですね。

もちろん、気に入らなければ断ればいいだけで、押し売りというわけではなかったそうです。

石丸電気の思い出はそれだけではないようで…

  • 一般家電量販店なのに、CDは音楽専門店並みの品ぞろえ
  • 絶盤のものも撤去しないで置いてあった
  • 予約していなくても、予約特典のようなおまけがもらえた
  • 取り置き期間関係なく、常連客用の商品は段ボール単位で管理されるほどだった
  • 鼻歌で曲を聞かせたらレコードを持ってきてくれた
  • 家族以上に趣味を理解してくれていた

自家製パンチェッタさんだけでなく、様々な方から投稿が寄せられていました。

昨今ではネット通販で買い物をすると「こちらもおすすめです」と、好みの商品が表示されるのは珍しくなくなりました。

石丸電気は顧客の好みを店員がしっかり覚えて、提示してくれていたのですね。わくわくする買い物が、さらに楽しくなるような店舗だったことがわかります。


[文/grape編集部]

出典
@jikapan

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