「ご迷惑をおかけします」と工事の看板 漢字が読めなくて意味不明
公開: 更新:
1 2
ポツンと置かれた数枚の『紙袋』 その使い道に…「これは天才」「めちゃくちゃありがたい」新年が明けた同月上旬、東京都武蔵野市にあるショッピングモール『コピス吉祥寺』を訪れた、よしだけいすけ(@ruiji_31)。 施設内で見つけた『あるサービス』を発見し、Xに投稿すると、12万件以上の『いいね』が寄せられ、多くの注目を集めました。
地震の時には潜らないで! カワイピアノの注意喚起に「想像すると恐ろしい…」株式会社河合楽器製作所が運営する、カワイピアノのXアカウント(@Kawai_Japan)は、2025年1月17日、『あるお願い』を投稿。地震に関する注意喚起が、大きな反響を呼んでいます。
あなたは「濠」「浚渫」が読めましたか?
それでは正解を発表します。
まずは「濠」という漢字。これは「ほり」と読みます。
濠
土を掘って作った溝。または、お城などの周囲に設けた堀のことをいう
一方の「浚渫」という漢字。これは「しゅんせつ」と読みます。
浚渫
水底をさらって、土砂などを取り除くことをいう
つまり、「濠を浚渫しています」と書かれた看板が意味しているのは、「お城の周辺に設けた堀の底にたまった土砂を取り除いています」という意味なのです。
土木関係者のほか、釣りを趣味としている人の正解率は高いようですが、やはり多くの人にとっては難読だったようで…
お城の周囲に住んでいる人などにとっては「よく見る看板」で、読める人が多いそうです。一方、日常的に目にしていない人にとっては、簡単に読めない漢字と言えます。
工事を行う会社によっては「環境整備」と、より分かりやすい表現で書かれることもあるんだとか。
「読めなくては意味がない」と考えれば、分かりやすい表現にするのもありですが、そうするとこういった漢字が使われなくなってしまうというジレンマも…なかなか悩ましいところですね。
[文・構成/grape編集部]