子どものSNS写真投稿で見落としがちな リスクと守るべき7つのルール
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親にとって何より嬉しいことは、子どもの成長。
大きなイベントや何かの節目の時はもちろん、日々の些細なことにもカメラを向けて写真や映像を撮るのは楽しいもの。成長の記録としてアルバムやファイルへ残し、幾度となくそれを見直す…それは子育て中の親の喜びの1つです。
そして、子どもの写真や映像をブログやSNSで公開している人も多いでしょう。子どもの成長を遠く離れて暮らす親戚や友達にシェアする方法として、SNSはとても優れています。
ですが、ネット上に写真を公開する行為が「子どもたちを危険に晒すこと」になる可能性はゼロではありません。「子どもを安全から守る」という、親として最も基本なことが、投稿した写真1枚で命取りになるかもしれないのです…。
ここで一度、「わかっているようで守られていないことも多い」ネット上に子どもの写真を投稿する際に気をつけたいこと、ルールについて復習してみましょう。
1.他人の子どもが写っている写真の公開には、細心の注意を
よその家の子どもが一緒にいる写真を投稿したい時は、必ずその両親の許可を取るか、顔をスタンプやぼかしなどで消しましょう。
海外では、学校でもホームページや文集へ個人の肖像写真を載せる際は、事前に両親の同意が必要です。日本でもそのような風潮がこれからは広がっていくと思います。
「仲良しグループで撮った写真だから大丈夫」と思っていても、写り込んだ子の親御さんが公開を望まない場合もあります。事前に一言確認するひと手間が、後のトラブルを防ぐことにつながります。
2.お風呂に入っている写真は公開しない
入浴中、裸の写真はネット上に公開しないのが賢明です。
見知らぬ他人がその写真を加工し、悪質な使われ方をする可能性があります。
また、例えば投稿した時に2歳だったお子さんが中学生になった頃、同級生の誰かがその写真を発見して拡散、いじめの原因になる…なんてこともあるかもしれません。
「可愛いから」という理由で投稿した写真が、数年後に子ども自身を傷つける可能性があることは、念頭に置いておきたいところです。
3.写真や映像とともに現在地情報を公開しない
写っている建物や施設などから、子どもの居場所がリアルタイムで特定されてしまうことは、大変危険です。最近のカメラは写真の中に位置情報を含むことがあるため、設定を確認しましょう。
スマートフォンのカメラは初期設定で位置情報が有効になっていることも多く、意識せずに撮影した写真にも自宅や学校の座標が記録されているケースがあります。設定アプリからカメラの位置情報をオフにしておくと、位置情報の意図しない公開を防げます。
海外では、こんな事件がありました。新車を買ってもらったティーンエイジャーが得意げに車の前でポーズしている写真を公開したところ、すぐさま暴行を受けた上に、車を盗まれたのです。いつどこで犯罪者が見ているかわかりません。
また、学校の入学式など、学校の名前や住所がわかるような写真もNGです。
「今日は◯◯公園に来ました」といったコメント付きの投稿も、子どもの行動パターンを第三者に知らせてしまう可能性があります。写真だけでなく、添えるテキストにも注意が必要です。
4.ネガティブなシーンの写真は公開しない
子どもを叱りつけている写真や動画など、子どもが後から見て嫌がったり恥ずかしがるような写真は投稿してはいけません。子どもへの罰として、ネットに公開するなんてもっての他です。
子どもが後から見て恥ずかしがるような写真や動画は決して投稿してはいけません。それが原因で、子どもがストレスを抱えてしまったり、いじめられたりすることもあります。投稿する写真はあくまでもハッピーなものを選択しましょう。
5.証書、証明書などの写真を公開しない
子どもの入学、卒業、免許取得などは親として誇らしいことです。自慢したくなる気持ちもわかります。しかし、それらは家族のアルバムの中にとどめておきましょう。子どもや学校の名前がわかれば、その他の個人情報も簡単に手に入ってしまう時代です。
卒業証書や表彰状には、学校名・氏名・生年月日が一度に記載されていることも多く、個人情報の宝庫ともいえます。誇らしい瞬間は写真に残しつつ、ネットへの公開は控えるのが無難でしょう。
6.子どもが嫌がる写真は公開しない
「可愛いから」「この写真載せたらウケそうだから」と親が考えたとしても、子どもがそれを「人に見せないで」といった場合は、絶対にネット上に公開するべきではありません。子どものプライバシーを尊重しましょう。
子どもが成長するにつれ、自分の写真がどこに公開されているかを気にするようになります。幼い頃から「嫌と言ったら載せない」というルールを家庭内で共有しておくと、子どもとの信頼関係にもつながるものです。
投稿前に「10年後の子どもが見たらどう思うか」を考えてみて
SNSへの投稿は一瞬ですが、その写真が残り続ける時間は長くなりがちです。「今かわいい」「今シェアしたい」という気持ちは自然なことですが、投稿ボタンを押す前に少し立ち止まる習慣をつけておくといいかもしれません。
また、SNSの公開範囲を「友達のみ」に設定していても、友達がさらにシェアすることで不特定多数の目に触れる可能性は残ります。公開範囲の設定を定期的に見直すことも大切です。
スマートフォンの普及で、ネット上に写真を投稿するのはとても簡単なことになりました。でも、一度ネット上にアップされてしまった写真は、完全に削除することは不可能です。
子どもの写真をネット上に投稿する際は細心の注意を払い、SNSなどを有効に活用したいものですね。
[文・構成/grape編集部]